虹村と幼なじみの恋物語【最強女主】Part9

恋物語437 ページ12

−−−虹村side−−−









黄瀬「！…………遅いっスよ青峰っち！！ギリギリじゃないっスか！！」


赤司「………いけるか？」


青峰「………ああ。」


黄瀬「っ…」ｿﾞﾜｯ…


黒子「っ…」









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虹村「…」









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ズガァァァァァァンッッ！！！！！









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「うわああー！何で入るんだあれが！！？」


「青峰絶好調ー！！！」









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紫原(そーかな〜？確かにいつもどおり……どころかいつも以上に点はとってるけど…)


緑間(どこか投げやりに見える…)


赤司(不安を感じるプレイだな。……だが、もっと問題なのは…)









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ピッッ！！！！









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審判「アウトオブバウンズ！白ボール！」


黒子「っ……！」


緑間「黒子…」


黄瀬「どーしたんスか黒子っち！！？」


黒子「……すみません。」









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_____歯車が噛み合わない_____









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今まで見たこともない不穏な雰囲気。




焦り




動揺




非情




困惑




不安




様々な感情がコート上を漂い、重っ苦しい場と化している。ベンチにいる俺ですら、心臓に重りを置かれた気分だ。見ている分、苦虫を噛み潰した顔になっちまう。




それでも俺ら3年は何も言わない。




否…………何も言ってやれない。




ただでさえ今まで何かを感じ取っていたAですら口を開こうとせず、黙って試合の様子を凝視しているのだから、俺から何を言ってやればいいのか分からねえ。




黙って試合を見守る中、この試合_____




青峰は40点を記録し帝光は圧勝。




準決勝へと駒を進めた。




そして翌日最終日




決勝トーナメント準決勝




前日同様、仲間からは投げやりにすら映る危ういプレイぶりにも関わらず、青峰は決め続け51得点を記録。不穏な空気がまとわりつつも帝光は勝ち進む。




そして________




俺たちにとって最後の試合が訪れた。

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