過去を捨てよ！赤髪少年【黒バス】

過去を捨てよ37 ページ40

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ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ....









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ｼｨｨｨｨｨｰﾝ...









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私が教室の扉を開けると...



一斉に皆が私の方を向き...



喋っていた奴らも静かになって...



ただひたすら皆...



私に冷たい視線を向けていた...









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貴「.....！」









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沈黙の中...



私の机の方に足を運ぶ...



そして...



机の上を見て驚いた...



そこには...









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机いっぱいに牛乳が散らばっていた...



机の上にだけでは留まらず、机の端から垂れて床にまで水溜りを作っている...



周りではヒソヒソと...



何かを呟く人が何人も...









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「ちょ...あれはやり過ぎじゃない？」


「かわいそー...」


「誰がやったんだ...？」


「知るかよ...」


「でもあの人たちじゃないの...？」


「あーあいつら...」


「あいつらに目ぇつけられるのは私たちでも無理よ。辛くて...」


「でも清水さん可哀想だよ...」


「助けたら私たちもヤバイかもよ？」



ﾋｿﾋｿｯ....









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「ｳﾌｯ....ねぇ皆知ってるー？清水さんってぇ〜やりマンらしいよ〜。」


「えーそーなのぉ？あんな大人しそうな顔しといて〜？もう詐欺じゃーんw」


「ヤバいよね〜w」


「あれ？牛乳もそれっぽくみえなーいw？」


「ちょwそれはウケるーwww」




ｸｽｸｽｯ....









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なるほど...



あいつらか...









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制服を緩く着込んでスカートも短く...



まさにギャルって感じの5人組が、私の方を見てクスクスと笑い合っている...



でっち上げた嘘まで、あえて皆に聞こえるように高めのトーンで話しながら...



下駄箱のロッカーに大量の紙くずを入れたのも、きっとあの5人組だろう...



理由は分かっている...



最近、私が赤髪と一緒にいるからだろう...



何せ、あの5人組は無駄に赤髪と接しようと試みているのを見かけている...



ハア...



転校して早々...



私は厄介な事に巻き込まれたようだ...









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そう思いながらも...



朝のHRが始まる前に雑巾で牛乳を拭き始めた...

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