過去を捨てよ！赤髪少年【黒バス】

過去を捨てよ25 ページ28

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ﾀﾞﾑｯ









ﾀﾞﾑｯ...









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貴「...っ。」









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どうしよ...



体育館前に来てみたものの、体育館からは沢山の足音、ドリブル音が聞こえる...



この中に入れと？



バカなの？



殺す気？



人見知りな私にとっては死にに行けみたいなもんよ。あの先生...良い面で頼みやがって...









貴「....ハア。」









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扉の部分で中の様子が見えるようになっている所から、こっそり覗いてみるものの、体育館全体を見ることは出来ない。



赤髪の姿もここからでは確認出来ない...



どうしようか...ほんと。



中に入って、赤髪じゃない人が話しかけてきたら、絶対会話なんて無理。









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貴「......困ったな...。」









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？「どーしたの？こんな所で。」









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貴(ﾋﾞｸｯ)









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体育館を覗いていると突然、後ろから誰かに話しかけられた。思いがけないことだったので、私はびくついてしまった...



振り返ってみると、そこには背の高い男の人が私の事を見据えていた。髪は黒色で肩くらいまで伸ばしている...









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？「あら....あなた....転校生の。」


貴「...え。」









なんで私が転校生だなんて知っているんだ...？









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？「何か用事でも？」


貴「....っ。」


？「ｸｽｯ.......もしかして、征ちゃんに会いに来たのかしら？」


貴「.....征...ちゃん？」


？「征ちゃんは征ちゃんよ♪ほら、おいで。私と一緒に入りましょ。」


貴「えっ....あ。」









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ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ...









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背の高い男の人が私の背中を押しながら、扉前に来ると、躊躇無く扉を開けた。



開けた瞬間、先程よりもドリブル音などが大きく聞こえる。中では、部員たちが一生懸命練習に取り組んでいた。



....日本のバスケも凄いな...



見た限りレベルが高い...









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？「征ちゃーん！お客さんよ。」


赤司「....客？」


貴「！」









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征ちゃんと呼ぶと、それに反応したのは...









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あの赤髪だった...









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赤司「...清水さん？」


貴「...っ。」

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