ChroNoiR 3D記念の時の話3 ページ24
その写真と共に。
〜♪♪〜♪〜
「これ…VTL…?」
「っ…A!!」
普段とは違う少し高くでもどこか落ち着くAの声で歌われたVTL。
そこには僕達の初配信の画面や写真がまるでMVのようにながれた。
祝〜万人配信〜、ChroNoiRデビュー、凸待ち配信、普段の雑談やゲーム配信まで。
ラスサビ前の間奏。
時計の針が止まる。
『叶、葛葉〜。3D配信お疲れ様〜!元気〜?』
「えっ…Aちゃん?」
『ふふ、ごめんね。これリアルタイムだからそっちの声聞こえないんだけど多分葛葉当たりは怒ってるんだろうなぁ』
『ChroNoiR3Dはね私が2人の担当になってからずっと叶えたかった夢なんだ』
『だからこの話が出た時に2人の思い出に残るような物を作りたくて…会社にかけあった結果2人と離れることになったし…私としては不服だけど2人が喜ぶものが出来上がりました』
『このMVは私から…そしてこの後でてくるのは会社から2人へのご褒美らしいです』
『もう二度と見れないかもしれないからちゃんと見ててね』
時計の針が動き出す。
『…行こう』
零時を超えればパリンと画面が割れた演出と共に。
「……っ!」
「バカ…」
3D化したAが俺達とお揃いのアイドル衣装を着て画面の向こうで歌ってた。
MVも今まで2人しか写ってなかった写真にAが加わり3人で撮った写真が背景で沢山使われてた。
そして最後は。
”いつもありがとう。大好き”
その言葉と共に最後に会った時に撮ったご飯屋さんでの俺達とさっき撮った3D配信でのスクショの写真がメッセージと共にながれた。
『明日からもまた3人で頑張ろうね。叶、葛葉』
そう言って手を振る彼女が消えたと思えば照明がつけられる。
「…行かなきゃ」
叶がそう言った時にはすでに2人して部屋を出ていて。
ついさっきまで自分達が配信していた3Dスタジオに走った。
「「A!!!」」
『わ…びっくりした』
扉をあければ久しぶりに見る彼女の姿。
俺達は無言でAを抱きしめた。
『え…と…?なにこれ』
「ぐすっ…Aちゃんのバカ」
「バカアホヤニカス」
『えぇ…泣いてるし暴言吐かれるし』
「でも…ありがとう」
「…さんきゅ」
『今度はお礼言われるし…どうしたの2人とも』
「色々言いたい事はあるけど取り敢えず後にさせて…」
「黙ってろ」
久しぶりに嗅ぐベリーの匂いに酷く安心しながら。
『お疲れ様2人共…おめでとう』
暫く3人で抱きあった。
実は3D化してた事を配信でバラされた。→←ChroNoiR 3D記念の時の話2
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Nero(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!応援が励みになるので嬉しいです! (2022年1月22日 0時) (レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - コメント失礼します。そして、一言失礼します。貴方は、天才ですか!!!!!!もう好きです!!付き合って下さい!!(突然の告白すみません🙏)これからも更新頑張ってください。 (2022年1月21日 23時) (レス) @page46 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
Nero(プロフ) - わー!お知らせありがとうございます。助かります (2022年1月15日 9時) (レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリフラたってますよ😧💦 (2022年1月15日 8時) (レス) id: f6ccfb747c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nero | 作成日時:2022年1月13日 20時