ChroNoiR 3D記念の時の話1 ページ22
｢は？……すいませんもう一度言ってもらえます？｣
｢Aさんは暫く専属マネージャーから外れました｣
｢なんで…、どういうことですか｣
｢僕からはお答えできません｣
急に叶と本社に呼び出されたと思ったらマネージーが変わりました。
｢…アイツは今どこですか｣
｢それもお答えできないんです…。但し専属を外れただけでスケジュール管理などは引き続きAさんがしてくださいますので業務連絡は取れると思います｣
目の前に座るのはAが俺達のマネージャーにつく前に面倒見てくれていた元マネージャー。
｢なのでしばらく収録などの現場同行は僕の方でやらせてもらいます｣
｢……葛葉｣
｢わりぃ…ちょっと席外すわ｣
会議室を出れば手当り次第に会社内を歩き回る。
喫煙所、オフィス、休憩室、スタジオ。
いつもだったらどこかに居るはずなのに。
《葛葉！》
あの俺とは正反対の真っ黒髪も、ベリーの匂いも、平均より少し高い背丈も。
どこにも見当たらなかった。
｢葛葉！｣
会議室前でスマホを握りしめた叶と鉢合わせる。
｢Aちゃん…電話もLINEもでてくれないんだ…｣
｢そか…スマホ｣
ポッケに入れっぱなしのスマホを取り出し俺からも連絡するが反応がない。
｢なんで急に…もうすぐ僕達の記念配信なのに…｣
クロノワ3D記念配信が目前に控える中。
俺達のマネージャーが突然姿を見せなくなった。
〜〜〜〜〜
あの後、本社で簡単な引き継ぎをされながら叶と2人でどちらからともなくAの自宅に向かった。
｢……出ないね。Aちゃん｣
｢ん…｣
勿論本人に会えることもなくお互い無言のまま別れた。
その夜。
ﾋﾟｺﾝ。
ChroNoiR用のdiscordに届いたスケジュール。
送り主はAで。
”いまどこ？担当外れたってどういうこと？”
”A、返事しろ”
待てど既読はつかないまま。
｢なんなんだよ…！！！｣
ﾊﾞﾝｯと机を叩けばAが差し入れてくれたいちごオレが床に零れる。
｢……意味わかんねぇよ…｣
その日から。
｢あの…叶さん葛葉さん…そろそろ収録です…｣
｢……葛葉、行くよ｣
俺と叶はスタッフに怖がられるくらい不機嫌で。
｢…2人とも苛立ちすぎです｣
仮マネージャーにも怒られた。
3Dのリハ中も。
｢…一旦休憩はいりまーす！｣
まるでやる気が起きなくて。
抜け殻のようだった。
ChroNoiR 3D記念の時の話2→←凸待ち配信1 剣持刀也
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Nero(プロフ) - 零さん» ありがとうございます！応援が励みになるので嬉しいです！ (2022年1月22日 0時) (
レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - コメント失礼します。そして、一言失礼します。貴方は、天才ですか！！！！！！もう好きです！！付き合って下さい！！（突然の告白すみません🙏）これからも更新頑張ってください。 (2022年1月21日 23時) (レス) @page46 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
Nero(プロフ) - わー！お知らせありがとうございます。助かります (2022年1月15日 9時) (レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリフラたってますよ😧💦 (2022年1月15日 8時) (レス) id: f6ccfb747c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nero | 作成日時：2022年1月13日 20時
