○ ページ9
《ナオミ》
寝落ちした奴らを琥珀さんとノボルが
頑張って連れて帰り
ITOKANには私とAだけが残った。
ナ「この上が部屋になってるから
お風呂も上だから」
A「本当にありがとうございます…！」
ナ「私も兄貴がいなくなるまで
ずっと１人だったから嬉しいよ…ありがとう」
そう微笑みながら言うと
Aは驚きながら聞いてきた。
A「え…ナオミさん、お兄さんいたんですか？」
ナ「うん…
今は事故で死んじゃって居ないけどね…」
私が顔を曇らせながら言ったせいか
Aは顔を俯かせ「すみません…」と言った。
ナ「なんで謝んのよ笑！今はもう大丈夫だから！
アイツらが居てくれたから今の私がいるし」
A「コブラさんとか琥珀さんたちですか？」
ナ「そう。
でも琥珀さんは前まで別のところにいて
最近やっと帰ってきてくれたから
今日パーティーをしたの。」
A「…そうだったんですね。
そんな時に私、お邪魔なんかしてすみません…」
ナ「なに言ってんの？
邪魔なんかじゃないし
出会えて良かったと思ってるから笑」
私が微笑むとAはホッとしたようだった。
ナ「それにさっきからAは謝りすぎ笑！
謝るよりも先に感謝を口にした方が良いよ」
A「感謝…」
ナ「そう、��ありがとう��をいっぱい口にすると
人からは好かれやすくて
��ごめんなさい��を余りにも口にした方が
相手にも罪悪感を与えやすいって兄貴が言ってた。
だから笑顔で��ありがとう��を言いな。
Aは笑顔が似合うから」
A「…そんなの言われたの…初めてです…
ありがとう…ございます…！」
ナ「うん。笑」
こんな話をしたあと
私達は部屋に上がろうとした時
A「くっ…！」
Aがしゃがみこみ
頭をかなり痛そうに押さえ始めた。
ナ「A！？どうしたの！」
Aに私が近づこうとすると
Aは私に近づかせないように制した。
A「…よく…なるんです…！
気にしないでください…！」
ナ「…そう、分かった…」
私はそう言われて近づかなかったが
彼女には何かあると、この時感じられた。
その勘は後に的中することになるなんて
私はこの時まで知らなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無 - こんにちわ！この小説好きです！更新待ってますね！ (2019年9月18日 16時) (
レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)
Яui(プロフ) - とっても面白いです！！これからも更新がんばってください！ (2017年4月5日 4時) (レス) id: 75a9f40aba (このIDを非表示/違反報告)
茉那(プロフ) - ゆうかさん» ありがとうございます！まだまだ至らない点がありますが楽しんでいただけるように頑張ります！応援よろしくお願いします！！ (2016年9月28日 20時) (レス) id: 44cc6f5367 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - すごいおもしろいです！更新楽しみに待ってまーす！ (2016年9月28日 20時) (レス) id: 8b68f6296a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mana | 作成日時：2016年9月17日 16時
