○ ページ3
《琥珀》
ス「手間を取らせやがって…」
ス「その分、楽しませてくれるよな…？」
A「や、やめて…！来ないで！！」
コイツの様子から見て絡まれたらしい。
その様子を見て俺はバイクから降りて
スクラッパーズの前に立った。
ス「何だよ。お前には関係ねえだろ？」
琥「嫌がってるだろ？やめろよ。」
ス「そいつの前で
良い格好しようとしてんのかよ。笑
おじさんは黙ってさっさと帰れよ！！」
そう言って俺を殴ろうとしたそいつだが
俺はその拳を手のひらで受けた。
琥「いきがんな…」
ス「くっ…！」
そう言ってそいつの手を離すと他の奴らも
こっちに殴りかかってきた。
だが、そいつらを九十九が制し
俺もそいつらに殴りかかった。
ケンカは5分くらいで終わり
スクラッパーズの奴らを全員伏せさせた。
そして後ろにいる女は驚きの顔を隠せていなくて
目を丸くしていた。
琥「大丈夫か？」
A「は、はい！ありがとう…ございます…！」
服はシンプルで
黒の無地で裾が長いパーカー
白の長袖のTシャツ
スキニーのジーパン
そしてスニーカーを履いていた。
今、この冬の時期にしては
かなりの薄手だった。
九「お前…寒くないのか？」
A「あ…今気づきました…
今まで一生懸命走って逃げてたんで…
クシュン！！！」
琥「お前、名前は？行く所は？」
A「名前はAと言います。
行く所は…」
琥「…Aか。俺は琥珀だ。そっちは九十九。
それじゃあ、俺のバイクに乗れ。
お前、怪我してるし手当しないとな。」
A「え！？でも…」
琥「行く所ねえのに、その状態でどこ行くんだよ。
大丈夫だ。安全な場所だ…
あとこれ、着ろ。」
九「本気か！？あいつらになんて言うんだ？」
琥「何とかなるだろ。それにほっとけねえだろ。」
九「はあ…。
琥珀さんのそういうところ、尊敬するわ。」
俺はそう言うと俺の上着をAに着させた。
琥「これから走るから寒いから着とけ」
A「すみません…」
琥「そういう時は��ありがとう��の方が良いぞ。」
A「…あ、ありがとう…ございます…！」
琥「ん。」
そしてAをバイクに乗せて
俺たちはITOKANへと向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無 - こんにちわ！この小説好きです！更新待ってますね！ (2019年9月18日 16時) (
レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)
Яui(プロフ) - とっても面白いです！！これからも更新がんばってください！ (2017年4月5日 4時) (レス) id: 75a9f40aba (このIDを非表示/違反報告)
茉那(プロフ) - ゆうかさん» ありがとうございます！まだまだ至らない点がありますが楽しんでいただけるように頑張ります！応援よろしくお願いします！！ (2016年9月28日 20時) (レス) id: 44cc6f5367 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - すごいおもしろいです！更新楽しみに待ってまーす！ (2016年9月28日 20時) (レス) id: 8b68f6296a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mana | 作成日時：2016年9月17日 16時
