28.自覚まであと少し ページ29
ダ「Aおかえり！」
ダイゴが目を細めて眩しい笑みを浮かべる
「ただいま、ダイゴ…」
胸の中にじんと広がる何かを感じる
1日会えないだけだったけど凄く会いたかった。出会ってそんな経ってない筈なのに…居て当たり前の存在になっていた
そして私はその気持ちが何なのか分からないまま、それを心に仕舞った
「ダイゴ昨日はごめんね」
ダ「そうそう気付いたらそんな時間だっただなんて君も結構抜けてるよね。」
…良かった疑われてない
「へへ…まあね」
ダ「なんて嘘、どこに行ってたかは知らないけどあまり心配かけないでね」
ホッとしたのも束の間、何してたかはばれてないものの、私が嘘ついていたのはばれてしまったようだ…
「…！？なんで分かった、の」
ダ「そんな顔してた。それと凄い汗だからシャワー浴びてきなよ、風邪引くよ」
「っありがと」
お見通しだったのか…まあこんな汗だくおかしいもんね…やっぱりシャワー浴びたらマグマ団と戦ったって、本当の事話そう
ダ「…あと」
「？どうしたの」
ダイゴははにかんだような顔をして言った
ダ「その髪型…おろしてるのも似合ってたけどそれも似合ってる」
男性慣れしてない私の頬はみるみる内に紅潮していく。逃げるように私はシャワー室に駆け込んだ。後ろで笑うダイゴが見えた
.
シャワーを浴びてパジャマに着替えた私は
続いてシャワー室に行こうとするダイゴを呼び止めた
ダ「どうかしたのかい？」
「ダイゴ…あのね、」
私は流星の滝でダイゴが去った後に起こったこと、そしてえんとつ山で起こったことを話した。彼は驚いたように目を丸くしながらも聞いてくれた。話終えるとダイゴは
ダ「よかった…Aが無事で…。無理しないでくれよ。…でも言ってくれれば僕は仕事なんてなげだしてとんでいったのに…」
「だからよ、ダイゴはやることをちゃんとやっててほしかったの！私は大丈夫だから」
ダ「大丈夫じゃないよ！マグマ団やアクア団はそんな甘くないよ！人間にだって手を出すかもしれない、君に何かあったら僕は…」
ああ、まただ。おかえりと言ってくれた時にも感じた 胸に広がる何か。胸の奥をぎゅっと掴まれるような感覚。一体なんだというのだ。ああ私はこれを知ってる。
…もしも、これがあれだというなら…
…もしも、…もしも…
愛しさだというのなら…
私は…
彼に、ダイゴに…
… 『恋をしている』というのだろうか
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 100人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
［HQ］事故にあって美少女に生まれ変わったけど正直私は傍観したい［part3］ 【黒バス】脇役の隣のヒロインちゃん キセキ「また俺/僕ら目当ての転校生か…」貴「虹村先輩!!!」キセキ「!?」もっと見る
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ペンギンサン(プロフ) - 只今絶賛愛読中です！面白い小説ですね！ (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 9bd14d6626 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - みくさん» みくさんコメントありがとうございます！今度書いてみます(*^^*) (2015年5月9日 14時) (レス) id: 58ac159677 (このIDを非表示/違反報告)
みく - マナさん» マナさん、お知らせを読みました。番外編を書こうか迷ってる様ですね！私としては、是非書いて欲しいです！ (2015年5月6日 23時) (レス) id: df33d45b2b (このIDを非表示/違反報告)
みく - マナさん» こんにちは！返信くれてたのね、ありがとう。あ、全然大丈夫だから 気にしないでね(^_^)ハードスケジュールで大変かもしれないけど、頑張って!!待ってまーす♪ (2015年5月5日 12時) (レス) id: 9776d46567 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - みくさん» 今晩は！GWは毎日予定が入ってて…中々ハードで更新が…(/ _ ; ) なるべく早く次更新できるように頑張りますね！ (2015年5月4日 22時) (レス) id: 58ac159677 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マナ | 作成日時：2015年3月25日 21時
