25.借りを返したいんだ ページ26
頂上まではかなり距離があった。
えんとつ山は火山、だから頂上に行くにつれて熱気が凄くなってくる。
額に滲む汗を手の甲で拭いて私達は頂上まで辿り着いた。
そこは異様な光景。マグマ団と、マグマ団に追いついたアクア団がバトルをしている光景だ。
陸と海の戦い。
争っても何にもならないというのに…
下っ端達に巻き込まれないように私達は岩陰を通って奥に進む。途中見つかったりもしたがバトルで蹴散らして奥に進む。アクア団のリーダーアオギリの姿も見えた。相手は下っ端なので対したことないが、数が多過ぎて手こずっているようだった。焦ってイライラしてるのがこっちにまで伝わってくる。
マツブサ達は奥の火口付近に違いない。
私達は先を急いだ。
岩だらけの地面に人工的な橋が見えてきた。そしてそこに目立つ赤…流星の滝でバトルしたマグマ団幹部のホムラだった。
ホムラは橋の向こうを見ていて近づくまで気付かない様だった。やがて近づいた私達を見たホムラは不快そうに眉をピクッと動かした
ホ「ウヒョ！？お前らは流星の滝で私ホムラ様の邪魔をした！またしても邪魔をするつもりですか…ふぐぬうう！もう本当に…本当にホントウにホントにホントにホントにホントにホントにホントにホントにホントにいいい！しつこいチャイルドとウーマンですねええ！」
ホムラは地団駄を踏み怒りを露わにした。そして、ホムラの荒い息遣い。顔を上げたホムラの糸目は見開かれて口元は笑みが浮かんでいた
ホ「ハァ…ハァ…握り潰してあげるよ…二度と邪魔できないように…ね」
その顔は狂気さえ感じる顔だった
私は咄嗟にボールを構えた。
だけどハルカちゃんが止めた。
ハ「Aさんここはユウキ君と私に任せてマツブサの所へ！」
「ハルカちゃん…！？」
ユ「俺からも頼む！…前に負けた借りを返したいんだ俺達。今度こそ勝つ…！」
2人の頼みを断る理由はなかった、2人はここにくるまでの道中バトルの腕も、心も、成長していたから。流星の滝の時と違う。2人は負けない。私はそう信じよう。支えるのが役目だから
「…分かった、2人共頑張って！」
ハ＆ユ「勿論！Aさんも！」
ホ「いいえ今度も勝ちます！ウーマン！リーダーの所には行かせません！」
ホムラが、橋の向こうに行こうとする私を止めようとしたけどハルカちゃんとユウキ君、そして2人のポケモンがそれを阻止する。そんな中、私は1人マツブサの元へゆっくりと足を進めた。
熱風が、吹き上げた。
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ペンギンサン(プロフ) - 只今絶賛愛読中です！面白い小説ですね！ (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 9bd14d6626 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - みくさん» みくさんコメントありがとうございます！今度書いてみます(*^^*) (2015年5月9日 14時) (レス) id: 58ac159677 (このIDを非表示/違反報告)
みく - マナさん» マナさん、お知らせを読みました。番外編を書こうか迷ってる様ですね！私としては、是非書いて欲しいです！ (2015年5月6日 23時) (レス) id: df33d45b2b (このIDを非表示/違反報告)
みく - マナさん» こんにちは！返信くれてたのね、ありがとう。あ、全然大丈夫だから 気にしないでね(^_^)ハードスケジュールで大変かもしれないけど、頑張って!!待ってまーす♪ (2015年5月5日 12時) (レス) id: 9776d46567 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - みくさん» 今晩は！GWは毎日予定が入ってて…中々ハードで更新が…(/ _ ; ) なるべく早く次更新できるように頑張りますね！ (2015年5月4日 22時) (レス) id: 58ac159677 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マナ | 作成日時：2015年3月25日 21時
