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5話 ページ7
(国木田目線)
「ハァ……ハァ、ハァ…」
バタバタと急いで廊下を走る。
＿＿早くっ、早く行かなければ…！！
なぜ、今頃気づいたんだっ！
黒髪に左目を隠している少女…間違いない！あの暗殺組織の一員だっ……組織は潰れたはずなのに…クソっ！！！
バンッ！！
勢い良く医務室のドアを開ける。
そこには苦しそうにうずくまる小僧とベッドの上で肩を震わす少女が目に入った。
「小僧っっ！！」
勢い良く駆け出し体を揺さぶる。
しかし、苦しそうに唸るだけで一向に目を開けない。
その時ふと思い出した。
＿＿＿＿＿＿もし、その少女に呪われたら少女を殺せ…
俺が人を殺す？殺さなければダメなのか…どうしたらいい！？どうしたら…そうだ
こんな状況をどうにかできるのは…
「国木田くんっ！」
太宰しかいない…
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作者名：アンタレス | 作成日時：2016年6月30日 20時
