※19. ページ21
バンッ！
夏｢澪にいさん！｣
澪｢おや、夏目君･････Aも、来たのか｣
軽音部に、入ると奏と友也君は椅子に座り、
その部員であろう３人も近くにいた。
奏｢せ･････先輩！｣
『奏、良く澪までたどり着いたわね。』
今の私は低い声だ。
奏に対する怒りではなく、私に対する怒りだ。
奏｢先輩、教えてください！
日々樹先輩と何があったんですか！？
ちゃんと･････ちゃんと教えてください！｣
友｢お願いします！｣
2人とも必死だ。
氷｢俺からもお願いします。｣
『･････』
澪｢いいんじゃないか？減るものではないわい。｣
『･････そうね。』
震えてまで言われたら
後輩に頭を下げられたら。
先輩として私最悪ね。
『昨日の事だけでは、意味はわからないでしょう。
去年の事からだから長いわよ。』
皆コクッとうなずく。
『！？』
澪｢どうしたのじゃ｣
『なんでも･････』
ドアに私と同じ色の髪が見えた。
直ぐに消えたが。
私は澪の棺桶に座り話を始める。
ーーーーーー
ーーーーー
【past story】
〜1年前〜
｢音斗響さん〜！｣
『なんです？』
私に話しかけて来たのはクラスメイト。
私には話しかけてくれる子はいるが親友と言って仲良くしている子はいなかった。
モ｢音斗響さんの髪の毛綺麗だよね！｣
『ありがとう！』
モ｢でも、同じ色の髪の人どこかで･････？｣
モ｢気のせいだよ！珍しい色だしね！｣
先｢A〜、今大丈夫？｣
『あ！先輩、今行きます！･････じゃあね！』
先輩に呼ばれ、演劇科にある一つの部屋に入る。
『あー･････生き返るぅうー！』
先｢おばあちゃんか！｣
『いいじゃないですか〜、それでなんかあったんですか？』
先｢いやー、そんな重大な事ではないけど･････
Aこれ知ってる？｣
先輩は私にパンフレットをくれた。
アイドル科かぁ･････真面目に興味ないな←
『･････興味ないですよー！』
先｢だよね･････でも、よく見てほしい。
Aは、確か友達探してるんじゃ無かった？
同じ髪色の。｣
その言葉に驚き、パンフレットをよく見る。
『･････っ』
そこに、渉の名前があったから。
☆･････
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作者名：蝶々 | 作成日時：2016年11月24日 0時
