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『それでなに？…私を殺しに来たの？』
イ「ちがう。迎えに来たんだよ」
お互いに強く降る雨のせいで
髪の毛はぺちゃんこになり
冷たい雫は、私の頬に当たる
彼は「んー…よっしっ！」と
勢いよく立ち上がると私の手を掴もうと手を伸ばす
けど…そんなの嫌だ
「パシンっ!!!」
大きな音を立ててあの手を払った
相手の手は勿論強く弾き返すと
驚いた顔で私を見たと思えば
「イラッ」として、私の首元を掴み
「ドンッ!!!」
『っ!!!』
イ「乱暴で失礼な子だな…
…でも大丈夫。オレが飼い慣らしてあげるから」
飼い慣らす…
まるでペットのように
早く逃げないと!!!
けど…このまま目を離した方が危ない!!!
でもそれが一番危なかった。
ふとした瞬間
後ろから伸びてきた手。
「バッ」
『…えっ…っ!!!うぐっ!!!』
後ろから伸びた手に
私の口と鼻は抑えられて…
必然的に呼吸がしにくくなる。
イ「大人しく手を取ってくれたら乱暴なマネしなかったのに
全部Aのせいだからね？」
『んー!!!』
イザナは、動けなくなっている私の
頬を触り
愛おしそうに私を見る
その目に恐怖を感じる私なんて
どうでもいいんだろう
イ「ずっと、このときを待ってたんだ。
シンイチローも喜ぶよね
…これから…ひとりぼっち同士…
一緒に居よう。」
『っ…』
ひとりぼっち…
…私には…マンジローが居る…
父さんや母さんや姉さんだって…
それに、ケンちんもエマも…
絶対にひとりじゃない!!!
私は意識朦朧の中
力を振り絞って、口元に当てられてた物と
あいつの手から離れ…
『誰がっ…あんた何かと!!!』
イ「…なに、まだあらがうの？」
そいつは、「はぁ…」とため息を吐き
頭をガシガシとかく。
イ「…あ、いいこと思いついた！」
『…っ』
突然、満面の笑みになったそいつは
私の口を塞いでいたやつに…
イ「なぁ、ハサミ持ってねぇ？」
＊*＊
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れな(プロフ) - ストーリーすごく好きで一気に読み進めました。お時間ある時にぜひ更新お願いします。完結まで読みたいです(* ᵕᴗᵕ ) (2022年12月22日 4時) (
レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々(プロフ) - りーさん» 矢印は、世に言うツッコミです笑！読んでくてありがとう！これらも楽しんでいってください！※(余りにも気になるようだったらもう一度言ってね汗) (2021年10月25日 20時) (レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - すごく面白くて一気に読んじゃいました！！これからも頑張ってください！ただ、色々なところにある←この矢印ってなんですか？誤字とかですかね…。 (2021年10月25日 18時) (レス) id: 6febf2ff62 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々(プロフ) - ユンさん» ありがとう！これからも見ていってね！ (2021年10月23日 22時) (レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)
ユン - 続編おめでとうございます！とても面白いです＾＾これからも更新頑張って下さい＾＾♡ (2021年10月23日 21時) (レス) @page4 id: 1366628ae7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶々 | 作成日時：2021年10月23日 20時
