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134. ページ37

あの後

結局相手にもされなかった






私じゃ彼にかなわない







結局、私はまた柚葉を助けられないのかな…








すっかり暗くなった道を

悔しながらに歩いてると、

後ろから…









三「A?」


『…、あ、隆!』


マ「オレもいるぞ?」


『2人とも!どうしたの?』







そう言うと、マンジローは後ろから降りて

私の横に来て

隆はバイクを押した。









三「今から八戒の家に行くんだよ

…オマエ、この前2人にあったんだってな」


『うん、偶然』


マ「A、ダチだったの?」


三「小学校が一緒だったんだよ」






だから今家に帰ってるところ!






そう言うと、マンジローは

危ねーのに1人で歩くなとペースを合わせて歩いてくれた。









暫くすると、柴家が見えてきて

私はマンジローとバイクで待ってろと言われた









隆と柚葉は何を話してるのか

何となく聞こえてるけど





首を突っ込むな…

そう言われてるようで…








マ「オマエ…1人で帰れるか?」


『うん、もうそこだし…』


マ「今日は送れねー…おやすみ」


『うん。気おつけてね』








そう言って、話の途中で帰らされた









なんかモヤモヤする…









こんな寒いのに

私はそれすらも感じること無く





ただひたすら悩んだ









「ガチャ…」






母「おかえり」


『お、母さん!!!びっくりしたー!!!』


母「遅かったわね、

暗くなってるんだから早く帰ってきなさい」


『うん』







ご飯ができてるよ、と中に入れられる









机の上には、相変わらず美味しそうなご飯が並んでて

私と母の2人








久しぶりにみんなで囲まない夕食が始まった









母「ねぇ、A。」


『なぁに?』





母はスープを飲みながら

話しかけてくれる






母「おじいちゃんとおばあちゃん覚えてる?」


『ん?地方の?』


母「お母さんの方の」


『…いや、会ったことあった?』







その言葉に母は、少し安心してる…

いや…何処と無く不安げか?





よく分からない表情をしてた。







お母さんは、いつもより真剣な顔をしていて

私も食べる手を少し止めた









母「1度、あった事あるんだけどね…」


『んー…小さい頃?』


母「そうそう、もう覚えてないのね、」


『ごめん…』









「いいのよ」そう言うと母は立ち上がった

なんか…怖い…







**

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蝶々(プロフ) - すんごい嬉しいことばかり…本当にありがとうございます!!! (2021年10月13日 2時) (レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんたん(プロフ) - 泣いてしまった (2021年10月12日 22時) (レス) @page21 id: ce5069be4a (このIDを非表示/違反報告)
和ヲン - 毎日毎日この小説を読むことだけが楽しみですっ!! (2021年10月4日 17時) (レス) id: 69ab80b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
あまぬん - すごく面白いし、とてもお上手で読みやすいです!特に夢主ちゃんの設定が好きです!更新待ってます!頑張ってください!!! (2021年10月3日 23時) (レス) @page48 id: cc856e48b6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々(プロフ) - ラバーズさん» ありがとうー!!!これからも頑張っちゃうので、見て言ってね〜!!! (2021年9月30日 6時) (レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蝶々 | 作成日時:2021年9月25日 20時

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