緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ5)

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個性《5》　幼少期ページ5

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緑谷A__3歳11ヶ月

ある日...その事件は起きた。

『あぁー、遊び疲れたぁ！』

保育園で遊んだ後かっちゃんの家でゴロゴロしていた時。...出久はヒーローがとか言いながら自分の家に帰っていった。

のびのポーズをしていると急に手のひらからﾌﾞｫﾝﾌﾞｫﾝと音がした。

『は？』

なんとなく変な感覚がしたので手のひらを見るとかっちゃんからたまにする火薬のような匂いがした。

先程の感覚を必死に思い出しながらもう1度手のひらに力を込めると今度は自分の目でしっかりと爆破するのを見た。

これって...もしかして...!?

『かっちゃんかっちゃん！！』

爆豪「どうした？そんなに慌てて」

『見て...!見て！』

かっちゃんの前でもう1度さっきの小さな爆発を見せた。

するとかっちゃんすぐに嬉しそうな顔をしてくれた。

爆豪「やっとだな！すぐに病院行って個性調べて来いよ！」

『うん！わかったら1番に教えるね！』

爆豪「絶対だぞ！」

『うん！A嘘つかない！』

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その後は最高の気分で川に遊びに行って石投げをして遊んだ。でも、何回してもかっちゃんには勝てないから秘密兵器を出すことにした。

『ねぇかっちゃん！指パッチンってできる！？』

爆豪「で、できねぇ...」

かっちゃんの悔しそうなとこ初めて見た！
これは初めてかっちゃんに自慢できる！

『ほんと！？Aできるんだよ！見ててね！』

パチンと言う音を鳴らすとかっちゃんの目はキラキラになった。

爆豪「うおっ！すげぇ！」

『でしょ！ママがこの前しててね！教えてもらったの！』

爆豪「俺もしてぇ！どうやんの！」

『こーやってパチって！あとは、ひたすらやったらコツ掴めるの！』

３歳児の下手な説明でも音が鳴りかけてるかっちゃんはもはや出来ないことがないんじゃ無いかと思うほど上達スピードが早い。

爆豪「ぜってぇ俺もできるようになる！」

『がんばれ！かっちゃん！』

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遊んでいるといつのまにか夕方になっていたので私とかっちゃんは家に帰っている。
帰る途中でも私とかっちゃんは指パッチンをしている。

『...飴ほしい』

爆豪「家まで後ちょっとだろ？我慢しろー」

ちぇー。飴って美味しいよねー。Aはみかん味が好き。

みかん飴の事を考えながら指パッチンをすると手のひらにポトッと音を立てて飴が落ちてきた。

『え？』

爆豪「あ？てか飴持ってんじゃねぇかよ」