緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ28)

今日:14 hit、昨日:23 hit、合計:209,746 hit

個性《28》ページ28

.

「ここはヒーロー科だぞ」

そう言い終わると黄色の芋虫は飲むゼリーを一瞬で吸っていた。

「はい、静かになるまで8秒かかりました。君たちは合理性に欠けるね」

いや寝袋脱ぎながら言ってるけど、ここに来るまであの格好だったの？

芋虫みたいに廊下寝ながら来たの？

...シュールだね。マジモンの芋虫じゃん。

相澤「担任の相澤消太だ。よろしくね」

まさかの担任。
すると相澤先生は寝袋から体操服を出した。

相澤「早速だが。これ着てグラウンド出ろ」

...なんで寝袋に入ってんだよ。それ。
しかもシワ一つなかったし。

＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿

私は響香と合流して女子更衣室へ向かう。

すると、さっき出久と話していた女の子がハンカチを落とした。

拾ってコピーでもしとくか。

『あの子が落としたハンカチ届けてくるね』

私は響香に伝えてハンカチを拾い前の子に肩を置き話しかける。

『ねね！これ落とさなかった？』

コピー...完了。
なるほど無重量ね。
これなら十分使える。

すると女の子はハンカチが入っていたポケットを探っていた。

「あ、ほんとだ落としてる！ありがとう！」

『どういたしまして！』

「私麗日お茶子！一緒に更衣室行かない？」

『良いね！行く行く！』

私は少し後ろから来ていた響香に声かける。

『響香ー！お茶子ちゃんも一緒に行ってよろしー？』

耳郎「よろしー」

響香によろしいもらったし。

『んじゃまぁ、更衣室行きますか』

私達は更衣室に着くまでお互いの自己紹介をしていた。

更衣室は男子と隣だったのだが、なんか騒がしい。

なんであんなに騒げるんだろ。

そんな事を考えながら女子更衣室のドアをコンコンとノックする。

『失礼しまーす。女子入りまーす』

扉を開けるとみんなまだ着替え始めてはいなかった。

響香「なにそのホストみたいな」

響香に言われて改めて先程の言動を振り返ってみると確かにホストみたいで思わず笑いが溢れる。

『意識はしてなかった！』

更衣室は出席番号順らしいので私の場所であるところに荷物を置く。

そして着替えながら隣の人に話しかけてみる。

『八百万百ちゃんだよね。私緑谷A。よろしくね』

八百万「えぇ。よろしくお願い致しますわ！」

んー、百ちゃんはなんか違うよね。

八百万...百...やお、やお...ヤオモモ！

『ねぇ！百ちゃんの事あだ名で呼んでもいい？』

八百万「もちろんですわ！私あだ名とか憧れていましたの！」