［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合２ (ページ36)

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#82 ページ36

_その後。

　

『はぁ〜心なしかスッキリした♪』

血塗れでは流石に帰れないので
持ってきていた弔のパーカーすっぽりと着る。

　

これで雄英生ともバレないし？完璧です。

『かなり汚れちゃった…黒霧さん、血落とせるかな』

とりあえず、周りに目立たない様に
こっそりとBARまで行く

(やっぱり怒られるよな…隠すか…)

はぁ、とため息をつき
BARの扉を開けようとした時だった

　

　

　

　

　

　

　

　

___誰か、いる。

　

いつもとは違うなんともいえない
怪しい空気が漂っていたのだ

私の直感がそう言っていた

ヒーローか？いや、それならもっと騒がしいな

今日はとことんついていない日だ
更に深いため息の後、私は扉を開けた

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

『なにこれ？』

　

扉を開ければ、見知らぬ赤いマフラーを巻いた男に馬乗りにされ肩を刺されている弔と

何故か動かずに固まっている黒霧さんがいた。

　

死「ハッハハハ！いってぇぇえ
こいつ強過ぎかよ！黒霧はやくこいつ帰せ！」

黒「か、体が動かない！
…恐らくヒーロー殺しの個性に」

　
ちょ、みんな私をガンスルーかいｯｯ！！

　

　

？「お前はこいつらの仲間か…？
まぁいい。話はまだ終わってないからな」

お前もスルーするんかいｯｯ！！←

　

？「"英雄"(ヒーロー)が本来の意味を失い
偽物が蔓延るこの社会もなぁ

徒に力を振りまく犯罪者もハァ…粛清対象なんだよ」

と、良くわからん話を続ける

　

そしてその敵は
弔に顔に付いている手に刃を近づける。

　

一向に話の内容は理解できていないが

　

それは駄目なやつ！！

　
　

『…なんの話かは知らないけどさ、いい加減にしてもらえないかな？まず貴方誰ですか？』

？「素早いなお前…！」

　

すかさず敵と距離を縮め
弔の"お父さん"に刃が掛かる前に掴み崩壊をさせる。

　

　
死「(ﾁｯ…最悪だ。Aが帰って来ちまった)

…お前、この掌は駄目だ。あと一歩で殺すところだったよ」

　

　
そして痛がりながらもむくっと起き上がった弔は優しく私の頭を撫で小さな声でこう言った。

"少しの間だけ大人しくしてろな？"と