#83 ページ37
死「口数が多いなァ…信念？んな仰々しいもんないね…
しいていえばそう…オールマイトだなぁ」
ｿﾞｸｯと私の身体が弔の殺気を察知する
声色からしてかなり怒っているようだった__
相手もまた、私と同じように察知している。
死「あんなゴミが祀り上げられているこの社会を滅茶苦茶にブッ潰したいなァ…とは思っているよ」
？「それがお前か。(先程からの違和感はなんだ？俺は確かに肩を刺したはずなのに治り初めてる)」
死「ハァ？！」
？「お前と俺の目的は対極にあるようだが
この一点に於いては俺たちは共通している…」
死「ざけんな帰れ死 ね
最も嫌悪する人種なんだろ。」
？「真意を試しただけだ、
死線を前にして人は本質を表す異質だが…
"想い"歪な信念の目がお前には宿ってる。
始末するのはそれからでもいいかも、な」
『(粛清とか信念とか始末とか
もう本当にわけわからん。)』
死「始末すんのかよ…こんなイカれた奴がパーティーメンバーなんて嫌だね俺…」
黒「死柄木 弔。彼が加われば大きな戦力になります、交渉は成立した…！」
パーティーメンバーって……
？「要件は済んだ！さぁ"保須"へ戻…『え？ちょっそういう事なの？！
こんなやつ仲間に入れようとしてたなんて聞いてないんだけど！！』
ようやく話の意味が分かってきた私は
やっと会話に参戦する。
弔に怪我させた敵を仲間にするの？
ありえないんだけど…
？「女ァ…お前も粛清対象か見てやろうか？」
黒「くっ…(不味い、またややこしい事になる)」
『煩いわ！望むところよ！』
立ち上がり、戦闘態勢をとる。
『私は"元ヒーロー殺し"のAよ？
そこら辺の女と同じと思ったら死 ぬから』
ス「あの消えたヒーロー殺しは本当に敵連合に居たのか…！なら、悪いがお前とは戦わない。」
と満足そうにさっさと刀をしまい、黒霧さんが開いていたワープゲートの中に消えていってしまった。
『ええ、戦わないのっ？！』
死「ああー…Aがいるってバレた。最悪だ。」
黒「そもそも雄英に襲撃した後に、Aさんが敵連合に加入したとニュース出ていたじゃないですか。
ステインと会わせないなんて考えは実に浅はかです。」
__やっぱり最後まで
状況が理解できなかったAでした⭐︎
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作者名：あずき | 作成日時：2020年12月23日 5時
