同棲初夜 ページ12
ベッドの上、座って向き合う。
涙目で真っ赤な顔のAはかわいすぎる…目に毒だ。
石「Aのこと大切なんだ。簡単に手出したくないから結構我慢したけど…早く抱かれたかったの?」
『すごく大切にされてるなって、愛されてるって思ってます』
痛いって聞くから怖さもちょっとあるけど
それでも私の全部彰さんに奪ってほしいです。
手と手を重ねる
石「いや、すごい殺し文句だね…」
『だって大好きなんです、ダメですか』
石「ダメじゃない…ねぇ本当に抱くよ」
返事の代わりに自分からキスをしてみる。
離そうとすると手を頬に添えられて逃げ場を失ってまた深く口付けられた。
何度も角度を変えて溶けてしまいそうなほどの熱がそこへ集まると
そっと後ろに押し倒された。
初めて見た、私を見下ろす熱の篭った男性の目をした彰さん。
石「愛してるよA」
『私も、彰さんのこと愛してます』
キツく手を握り夜に沈んで行った。
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丁寧に怖がらせないように、そう思っていたのに気持ちが溢れたらがっついてた。
子供かよ、彼女からしたらいい大人だろう俺は__
キスも、交わることも初めては俺が奪った。
自分しか知らない彼女の姿にたまらなく興奮した。
『んぅ…?』
ふわふわとまだ眠気が私の中に残っている。
カーテンは閉まったままだけど外は明るくなってる。
鈍い腰痛、関節の痛みは昨晩のことを思い出させる。
愛する人と繋がるのはこんなに幸福なんだと知った。
石「おはようA」
『お、はようございます…』
石「ふふ、顔真っ赤だね?思い出しちゃったの?」
『…はい、恥ずかしかったけどすごく幸せだなって思って』
石「素直すぎない?かわいいね本当に…」
するするまた上に乗る彰さん
『あ、彰さん?』
石「昨日したしって思ったけど…我慢してた分足りないのかな〜…」
『明るいからちょっと恥ずかし…!?』
石「全部綺麗だよ?だからもう1回見せて?」
目を細めてうっとりと私を見つめるそのお顔に弱いこと知ってるんですかね。
昨日も何回でした?絶対1回じゃ終わらないと思うんだけど…
押しに負けてそのまま身を委ねた
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作者名:眠斗 | 作成日時:2024年3月11日 0時