引越し先の隣人は声優でした。2

待ち合わせ ページ26

松岡side

公演終了後、機内モードを解除し、ある人から連絡が入った。


「あれ？誰だろう…？」

一ノ瀬「ん？なんか通知入ってた？」

「…ちょっと待って…なんで…？」

一ノ瀬「誰からだった？」


まだ会場内にいて、周りに人がいる状況でこの人の名前を口にはできず夏にだけ見れるように画面を暗くしてから見せた。


中村悠一

今日はこの後、予定はありますか？
無かったら○○モールにいてください。
お友だちも一緒でいいですよ。


一ノ瀬「え！？私も一緒にいいの…？」(小声)

「だって、そう書いてあるし…。やっぱりバレてたんだ…ｱﾊﾊ」(小声)

一ノ瀬「ほら、早く返信しないと！」

この後は夕食を食べようと話していたので、夏と一緒に、〇〇モールで、待っていようとなった。


松岡桜

イベントお疲れ様でした。
特に予定はないです！
○○モールで待ってます。


連絡を入れ、一ノ瀬と一緒にモールに向かう。

会場から、1番近い場所ということもあり、イベント参加者であろう方々が、同じ方向に向かう。

(この状態で、中村さんが来たら大変なことになるのでは…)

再度、連絡が来たら相談してみよう…。

一ノ瀬「で！初声優さんのイベントどうだった？？」

「えっと、皆さん若々しくて、すごいなって思った。」

一ノ瀬「ほんと、年齢詐欺だよ笑 」

「40歳超えてたりするんでしょ？皆さんカッコ良かった。」

思い出すだけで、夢のような時間だった。

そんな話をいていたら、モールに着いた。

一ノ瀬「カフェとかに入って、待ってる？」

「まだ連絡ないし、そうしよっか！」

2人でカフェに入り、イベントについて話した。
(特に夏が笑)

•→←•

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す