３−２ 脱出 ページ22
『う〜ん…』
どうやっても扉が開きそうにはない…誰かが助けに来るのを待つか…いやそんな希望は０に等しいしな…どうしたものか……ん？
「大将〜」
「主様〜」
遠くからそう叫んでいる声が聞こえた
まさかの僕を探してくれている！？しかも大将って…いくらなんでも人間に対して優しすぎないか？いや、これは甘いというべきか…っ！そんなこと考えているべきではなかった！！探してくれているのであれば助けてくれるはず！！
ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!!
『ここです！！お願いします！開けてください！！』
扉を思いっきり叩きながら喉が引き裂けるほどに叫んだ
「！！大将！？そんなとこで何をしてるんだ？！」
『刀装などの在庫整理をしていたら閉じ込められてしまいまして…ははは』
「笑い事じゃないだろ！！今ここを開ける！」
あ、でも鍵とかは僕を閉じ込めた犯人が持っているんじゃ…
「はああああっっ！！」
『！？』
ｶﾞﾁｬﾝｯ!!ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ…ｷﾞｨｰ
「主君！ご無事ですか！？」
『あ、ああ…はい、あ、ありがとうございます』
「薬研兄さんちゃんと鍵を壊すときは前もって言ってください！主君がびっくりしていました!」
「あ〜…悪い早く大将を中から出してやりたくてな」
『いや、多少はびっくりしましたが開けてくださったことに感謝いたします』
「それで、主君を閉じ込めたものの正体は？」
『実はわからないんです』
「そうか…」
『あの』
「ん？」
『助けてくださったのにこんなことを言うのも失礼だとは思うのですが…』
「なんですか？言ってください！」
『…どちらかというと私を閉じ込めた方の方が普通の正しい…というかブラック本丸の刀剣たちはほとんど後任に悪印象を抱くのでこういったことは承知の上でした。わたしが疑問に思うのはあなた方がなぜ私を助けてくださったのか。なぜ、私を主と慕うのかがわかりません』
「…そうだな、確かに前任の事は憎いし、できるのであれば輪廻の輪から外させて二度とこの世に降りたてないくらいにはしたいとも思っている…が、手入れの時、大将の霊力を感じて冷静になれた…前任と大将は違う霊力ももちろんだが人格がおれっちの好みだったからもう一度人間に使われたいと思えた」
『好みって！！？そんな軽い感じですか！？』
嘘だろ！！？
「はははっ！そんな驚くとはな！まあ他にもいろいろあるが話が長くなるからなまたいつか話をしよう…さて、とりあえず大将の部屋に行かないか」
ラッキーアイテム
贈物・二
ラッキーロードボイス刀剣
小狐丸
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46汰(プロフ) - kuro1231さん» いえいえ！！ご報告ありがとうございます！！やっと気づけました！なぜか平野君と前田君をごっちゃにしてしまいました！！修正します！！助かりました！ (2019年5月3日 1時) (
レス) id: bbd800eef5 (このIDを非表示/違反報告)
kuro1231(プロフ) - 気が回らずすいませんm(_ _)m1-3女ですね。自分が間違ってたらすいません! (2019年5月2日 23時) (レス) id: 39d952e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
46汰(プロフ) - kuro1231さん» 誤字報告ありがとうございます。申し訳ございませんが作者の力不足により誤字を見つけることができませんでした…。大変お手数なのですが話数を教えていただけると幸いです。 (2019年5月2日 23時) (レス) id: bbd800eef5 (このIDを非表示/違反報告)
46汰(プロフ) - ^ω^さん» ありがとうございます！ (2019年5月2日 23時) (レス) id: bbd800eef5 (このIDを非表示/違反報告)
kuro1231(プロフ) - 誤字前野藤四郎でした。 (2019年5月2日 21時) (レス) id: 39d952e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：46汰 | 作成日時：2019年5月2日 0時
