塩の壁は高い？！ −４−

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MVの撮影でハワイに行くことになった。


行ってらっしゃいって玲於くんに言われたけど…


その間に浮気されたらどうしよう…


だって玲於くんかっこいいし…モテるやろうし…。




涼太「おっ。居った。」


「あっ、涼太くん。お疲れさま。」


涼太「やば。玲於に怒られるかな？苦笑」


「ううん。ここで涼太くんと
ばったり会っても許してねって言うてある。」


涼太「まぁ。この前涼太くんならいいや
って本人から了承頂いてますから。笑」


「ふふっ。そうなん？笑」


涼太「うん。笑」





行きつけのバーで飲んでると


涼太くんが顔を出した。




玲於くんのその余裕は、


自分も他の女の人と会うからええで。


って意味やろか…。それやったら凹む。




涼太「あれ？そういえば海外いつから行くの？」


「明後日。」


涼太「えっ？玲於との時間作らなくてええの？」


「んー。今日は先輩方とお食事やって。」


涼太「そっか…。」


「でも明日会うから。」


涼太「ふーん。ならええけど。」


「…やっぱり…」


涼太「ん？何？」


「…やっぱり玲於くん浮気とかするかな？」


涼太「えっ？いや……ふははっ。笑」


「えっ？」


涼太「玲於に限っては絶対にないね。
極度の人見知りやし、
Aちゃんのこと大好きやし。」


「…でも玲於くんが興味なくても
近づいてくる人なんて…」


涼太「ふふっ。大丈夫やと思うで？
玲於の警戒心半端ないから。笑」


「…。」


涼太「自信もって。」


「…うん…。」




絶対ないから。かなり一途だよ。


って涼太くんは笑ってたけど…やっぱり不安。


だって…メンさんが、とか隼がね、とか…


メンバーの話しかしないから…。



隠れて違う女の人と…。




涼太「ふふっ。心配する必要ないよ。」


「んー。」



だったらええんやけど…。

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