塩の壁は高い？！ −３−

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ライブ会場にメンバー全員で行くと


スタッフさんに関係者席に案内された。



Aちゃんのファン層は俺らと似てる。


女性に人気の女性シンガー。



龍友「あーなんか緊張してきた。」


涼太「えっ？笑」


裕太「お前が緊張はおかしいやろ！笑」


龍友「自分のライブより緊張してるかも。」


涼太「自分のライブで緊張してください。笑」




電気が暗くなり、キャーっと歓声の湧く会場。




曲が流れた瞬間にファンのボルテージは


MAXになってて、俺らも見入った。




やっぱりAちゃんの歌声は綺麗で、


歌っている顔も綺麗。



MCになり、今日はありがとうございますって


頭を下げたAちゃん。



「今日は本当にありがとうございます。
皆さん、私に会いたかったですか？笑」




いえーい、会いたかったーと


ファンの子達の声が聞こえる。



「ふふっ。私も皆さんに会いたかったよ。」



きゃあーっと歓声が大きくなった。



亜嵐「なんか…龍友くんみたい。笑」


涼太「思った。笑」


龍友「はぁ？俺あんなん？笑」


隼「はい。確実に。イケボで囁く辺りが。笑」


メン「普段似てないのに、
似てるところもあるんだね。」



Aちゃんのライブがどんどん進んでく。


バンドメンバーと仲良く歌ってるAちゃん。


あのベース男の隣で


笑顔のAちゃん…正直見たくない…。

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