塩の壁は高い？！ −３−

141 玲於side ページ41

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玲於side



ライブに向けてリハが始まったって


この前教えてくれた。



疲れを吹っ飛ばすためにも


電話をくださいってAちゃんに


言われたから、遠慮なく電話する。




…なのに……出ない。




電話出れなくてごめんねってLINEが来て、


数分しか経ってないからと思ってかけ直したら、


通話中という…。



タイミング悪い…凹




まぁこんな日もあるか。




そんな軽い気持ちでいた。





.




.



……甘かった。



Aちゃんとのすれ違いが…1週間も続いた。



LINEはちょくちょくしてる。




でも…電話が…


Aちゃんの声が…聞けてない…。




メン「ん？玲於？笑」


玲於「ん？」


メン「いや。」


亜嵐「目死んでるよ？」


玲於「…ﾁｯ」


亜嵐「…苦笑」


涼太「今リハ忙しいんでしょ？」


玲於「…ん。だよね？」


龍友「ん？あーうん。生バンドってことで
張り切ってるからなぁー。あいつ。」


玲於「…はぁ……。」


龍友「…苦笑……でも電話とか出るやろ？」


玲於「それがさぁ…いや…何でもない。」




いつもなら電話に出るはずの時間に


電話を掛けても…出ないんだよ…。




龍友「そんなアホの東京公演、見に行く人ぉー！」


隼「はぁーい！！」


龍友「なんと、ここにチケットが
たった7枚ありまぁーす！笑」


裕太「確実にみんなの分やん。笑」


龍友「ふふっ。暇なら見に行ってほしいんやけど。
玲於は？行くやろ？」


玲於「ん。」


龍友「ほい。」



涼太「ください。」


龍友「ん。」


隼「俺もっ！」




ライブが終われば…。はぁ…。




メン「飯行こ。」


玲於「ゴチっす。」


メン「まぁ…。苦笑」



ライブ見に行くねってメッセージ送ったら、



ミスしないように頑張るね！って返信が来た。




…メッセージを送った翌日に…。



……はぁ…。

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