塩の壁は高い？！ −２−

60 玲於side ページ10

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玲於「曲はいい感じに完成したの？」


〔うん！もうばっちり！…って思いたい。〕


玲於「えっ？急に弱気。笑」


〔いや、これを決めるのは
私じゃなくてファンの方々やから。〕


玲於「大丈夫だよ。頑張ったんだから。」


〔ありがと。〕


玲於「ふっ。」


〔昨日白濱さんに
アドバイスもいただいたんだよー。〕


玲於「えっ？」


〔ん？〕


玲於「…昨日龍友くんの家に亜嵐くんも居たの？」


〔うん。お兄ちゃんが連れてきた。〕


玲於「へー…。」


〔でも寝ちゃって、
起きたら白濱さんおらんかったけど。〕


玲於「へー…。」



なるほどね…だから寝顔見たことあるのね。


しかも昨日ね！！ずるくない？


つーか濁すってことは


亜嵐くんもAちゃんに好意抱いてる的な？


まじないっしょ。



玲於「俺は会えないのに…。」


〔えっ…ごめん…。〕


玲於「あっ…いや…えっ、ごめん。汗」



やば…心の声が俺も漏れちゃった。汗



〔いつになるかなぁ？お食事会。〕


玲於「いつなら空いてる？」


〔…んーと…えっと…まだ…無理かな。〕


玲於「何で？」


〔いや…来月かなぁ？〕


玲於「へっ？来月？」


〔あーでも玲於くんの
仕事の予定もあるもんね…。〕


玲於「…。」




来月？


なんでそんなに会えないの？


レコーディング、アー写撮影とか…


確かに時間はかかること他にもあるだろうけど…。



〔あーでもほんまにわからんくて。〕


玲於「何が？」


〔えっ…と…いや…苦笑〕


玲於「何？」


〔…今…会える状況やないから…。〕


玲於「亜嵐くんとは会えるのに？」


〔……。〕


玲於「あっ…ごめん…。」



何言ってんだろ。俺…苦笑



Aちゃん、絶対困ってんじゃん。


でも何で会えないのか全くわからない。



〔…ごめん。〕


玲於「いや…」


〔曲作りに没頭しすぎて…痩せちゃったから。〕


玲於「はい？」


〔…やつれた姿…
玲於くんに見られたくないから…。〕


玲於「えっ？」


〔わがままでごめん…。〕


玲於「えっ…うん…。」



痩せちゃったって？


元からほっそいのに？


あの体型で、痩せることってあるの？



〔だから…元に戻ったら…じゃ…ダメ？〕


玲於「あーうん。いいよ。」


〔ありがと。ごめんね。〕



他にも違う話をしたけど、


衝撃がデカすぎて、他の話全く覚えてない。

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