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「あの時…ごめんなさい。」
隼「いや…大丈夫。」
「…私ね、昔浮気されてたことがあって、
分かってたけど目を瞑ってたらね、
言っておくけど、お前が
本命なわけないからねって言われたの。」
隼「…。」
「だから、2番目は…嫌なの。」
隼「大丈夫。Aちゃんしかいないし。」
「…うん。」
隼「好きだよ。」
「へへっ。私も。」
私も隼くんが好き。
そう思って隼くんを見ると、
ふふって、少し照れながら笑ってた。
あーやっぱりこの笑顔が好きかも。
困り顔の隼くんよりも笑顔の隼くんが好き。
隼「…。」
「…ん？」
見つめてると、ゆっくりと近づいてきた隼くん。
今、隼くんが何をしようとしてるか、
私でも分かるよ？
「ふふっ。」
ゆっくり目を閉じた。
カタッ…
隼「あっ！」
バシャッ……
「熱っ！！……くない。」
目を開けると、
テーブルの上に置いてあった
マグカップが横になってた。
そして私の服が……ふふっ。笑
隼「…わぁ……ごめん。汗」
「ふふっ。大丈夫。笑」
隼「……。」
あーやっぱり困り顔の隼くんも捨て難いね。
キッチンからタオルを持ってきて、
テーブルと床を拭いた。
隼「マジでごめん。苦笑」
「大丈夫。隼くんは？コーヒーとんでない？」
隼「…うん。ごめん。」
「それならよかった。」
隼「…。」
「隼くん！」
隼「…はい。」
申し訳なさそうに私を見る隼くん。
そんな眉毛下げても…可愛いとしか思えないよ？
チュッ
隼「えっ！」
「ふふっ。不意打ち。笑」
隼「いや、」
「ねぇ、隼くん知ってる？」
隼「何が？」
「コーヒーは飲み物です。」
隼「知ってるけど…笑」
「ふふっ。それならいいけど。笑」
あなたは何回、コーヒーを私にかけるの？
でも、あの時、
あなたが私にコーヒーをかけなければ、
今こうして一緒に笑ってることはないんだよね。
でも、もうあなたにパーカーを借りる必要はない。
新しい服に着替える必要もない。
だってこれから大好きな隼くんと
ひとつになるから。
無駄なものをとっぱらって…。
−Fin−
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morning(プロフ) - めっちゃ面白くてイッキ見しちゃいました!!キュンキュン要素いっぱいで最高です!!また作者様が書く隼くんのお話見たいです!! (2021年9月30日 9時) (
レス) @page38 id: ca7299b56f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ニヤニヤが止まらないです！いいお話でした（ ＾ν＾） (2018年12月25日 21時) (レス) id: d78e2db400 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんみん(プロフ) - 一気にこっちのお話も読んじゃいました！楽しかったです！！隼くんの困った顔とかめっちゃ想像できて、笑った顔も！龍友くんナイスアシストすぎで、隼くんはもちろん、龍友くんにも惚れそうになっちゃいました笑 本当にMegさんのお話どれも最高です！！！！！ (2018年8月27日 11時) (レス) id: 9ecf6f8b50 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音(プロフ) - 最高でした！何度読み返しても面白い！Megさんの書くお話はどれも最高です！ (2018年3月22日 20時) (レス) id: 245b30b6f4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - Megさん» 暇な時間に読み返してました。私の中でうらつくで一番好きな作者さんの作品ですからね！ (2018年3月12日 22時) (レス) id: bf32ccddc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meg
| 作成日時：2018年2月20日 22時
