すぐそばに君はいた −12−

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審判に大丈夫ですか？って聞かれて、


はいって返事をするとみんな元の位置に戻った。




樹「真っ赤。笑」


「うそ？笑」


LIKIYA「肌白いから赤いのすげぇわかる。笑」


「んふふっ。」




そんなアクシデントのあったGENEさんとの試合も


負けてしまった。



本調子が出せなかったから。






試合終了後、すぐに私の元に駆けつけてくれた亜嵐さん。



亜嵐「マジで大丈夫だった？」


「全然。ほんと大丈夫です。」


亜嵐「でもまだ赤い。」


「そのうち赤みは引くんで。」


亜嵐「マジで一発殴っていいよ。」


「いやいやいや！本当に大丈夫ですから。笑」


亜嵐「いやぁ、もうさぁー
マジで1番顔に当てたらダメな人に
当てちゃったよね。ほんとごめんね？」


「ふふっ。本当に心配いらないんで。笑」





気にかけてくれてる亜嵐さんに大丈夫ですと伝え、


コートの脇の席ではなく


控え室にマネージャーさんと2人で移動した。




試合が終わっても赤みが消えてないから、


念の為冷やしておこうって


アイシングバッグを渡されて頬に当てた。






樹「大丈夫？」


「うん。」




心配して来てくれた樹が目の前の席に座って、


頬を冷やしてる私を見てふふっと笑った。




「あーあ。バチが当たったんだろうな。」


樹「バチ？」


「藤原樹の顔面にボールを
ばちこーん当てたいって思ってたから。」


樹「はぁ？笑」


「ふふっ。まさか自分が当てられるとはー。笑」


樹「ふっ。笑」


「なんかさ、」


樹「ん？」


「ランペって人数多いからどうの言われてるけど、
やっぱ17人じゃないとダメだよね。」


樹「うん。」


「今日改めて感じたよー。
大好きなメンバーが敵とか無理だもん。」




全力で応援出来ないなんて辛すぎる！




結果ランペは17人じゃないと


本領発揮出来ないということが分かった。




まさかGOLDがこんなに弱いとは…。笑

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