声が枯れるまで叫びたい [３]

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ご飯を食べ終えて、龍友くんがノートを開いた。


龍友「これ、難問すぎひん？」


涼太「いや？そうでもないよ？笑」


龍友「あーわからん…。」




数学の課題を必死に解いてる龍友くん。


なるほど。今日は涼太くんに


教えてもらうためにここに来たのね。


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涼太「いや、これちゃう。」


龍友「はぁ？どう考えたってこうやろ！」


涼太「んー。ほら、斜めの方向から見て！
気づかない？ほら！ねっ？」


龍友「数字は斜めに見ようと何も変わらん！」


涼太「いや、そういう意味じゃなくて…苦笑」



2人の掛け合いが本当に楽しそうで見ていた。


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私も隼に勉強教えてあげる側だなぁー。


わからない、わからない悩んでる


隼って可愛いんだよなぁー。



ていうか、涼太くんって本当に優しいなぁー。


なんてぼぉーとして2人を見ていた。




涼太「……っ！！先生！龍友くん！！」


いきなり私の顔を見て驚く涼太くん。


えっ？って固まってると。



涼太「見た？ねー今見た？見たでしょ？」


龍友「何が？見てへん！」


直人「どした。そんな興奮して。笑」


涼太「今、Aちゃん…笑ってた！！」


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『えっ！』
龍･直「「えっ！！」」



「…。」首を横に振る



涼太「いやいや、笑ってたよ。
というより微笑んでたよ。俺は見た！！」


「…。」首を傾げる


涼太「すげー！自然体だったよ！
すごいね！！もう一回！！」




もう一回と言われても…。


戸惑いながらも、とりあえず口角を上げた。



涼太「あれ？だめだ。笑」


龍友「いや、これもレア。すげー。」



信じられないよ。


だって…笑ってないもん。



笑えるわけないじゃん…。

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