147 亜嵐side ページ47
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今日…Aちゃんを空きテナントに連れ込んだ。
こんなことしても意味が無い。
でもこんなことしか今の俺には出来ない。
悪魔と天使が囁くように俺は俺自身と戦った。
今日…跡取り息子の剛典さんから真実を聞いた…。
嘘だ。と認めたくない反面…
やっぱりそうだったのかと思ってしまった…。
でも後に引けない。
こんなことをしてしまったんだから…。
そう思ってAちゃんの首を絞めた。
あの子の弱点。
でも…苦しそうにしている顔も美しくて…
力が入らなかった。
そしたら…抱きしめられた。
声は無かったものの、
背中を優しく叩くそのリズムが、
つらかったね。頑張ったね。って
言ってるかのように感じて
俺は涙が止まらなかった。
帰り際…隼の携帯に文字を打って見せてくれた…。
ひどいことした俺に…
Aちゃんは怒ることなく優しかった…。
その優しさに…俺は甘えていいのだろうか…。
Aちゃんのことを考えてしまい寝付けず
…朝になった。
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リビングに行くと
朝食をとっているお父さんがいた。
亜嵐父「おっ。おはよ。今日も学校頑張れよ。」
亜嵐「うん。…ねーお父さん…今幸せ?」
亜嵐父「どした?急に。…まぁ幸せだぞ。」
亜嵐「仕事も?」
亜嵐父「あぁ。俺の生き甲斐だからな。
あの仕事は。あっ、そうだ。
お父さん、課長になったんだぞ!
長年やっていると、任されるものも増えてくる。
それも幸せだ。」
亜嵐「…そっか。よかったね!」
亜嵐父「ははっ。お前は幸せか?」
亜嵐「…うん。」
亜嵐父「大変な高校に通っているんだから…
無理するなよ。
五十嵐会長の娘には
くれぐれも粗相のないようにな。」
亜嵐「…うん。」
亜嵐父「あの娘は俺らの救世主だからな。
…あっ。やばい。時間がない。
お母さん!もう俺出なきゃ!!」
お母さんにお弁当を渡されて
笑顔で家を出ていったお父さん。
俺は…やっぱり間違えてたんだ。
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Meg(プロフ) - GENE_LDH@lightさん» 亜嵐くんファンなんですね!本当にすみません。ファンの方に大丈夫と言ってもらえて、ホッとしましたー!ありがとうございます!移行してもお付き合いいただけたら嬉しいです! (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ゆんみんさん» 大丈夫ですかね?大丈夫ならいいんですが。隼との進展、どうでしょかね?♪ぜひこれからもどうなるか見てください! (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - つきさん» 主人公、好きになってくれますか?ありがとうございます!笑 亜嵐くんの正体やっと出せました!ずっと気にかけてくださってありがとうございました!これからもよろしくお願いします! (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - リョタコさん» ありがとうございます!これからもドドンと更新頑張るので、移行しても読んでください! (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
GENE_LDH@light - 私、亜嵐くんファンですけど全然大丈夫ですよー!!みんなに「お前は、狂ったほど亜嵐くん命だよな」って言われてる私が大丈夫だったので多分他の亜嵐くんファンさんも大丈夫ですよー笑いい人なのがにじみでてますもん!その辺は心配しなくて大丈夫だと思いますよー♪♪ (2017年7月29日 13時) (レス) id: e76dac57d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meg | 作成日時:2017年7月18日 18時