声が枯れるまで叫びたい [３]

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亜嵐「嘘だ！嘘だ！！
俺のお父さんの会社をお前達は盗んだんだ。」


剛典「憧れの、自慢のお父さんだもんな…。
信じられないかもしれないけど…これは事実だ。
確かに君の家庭は急激に変わったかもしれない。
でも君のお父さんは
今のびのび仕事をしているよ。」


亜嵐「…。」


涼太「亜嵐くんのお父さんを助けたAちゃんを
苦しめるのはやめない？
Aちゃんは本当にいい子だからって
以前言ったよね？
亜嵐くんは薄々気づいているよね？」


亜嵐「うるさい！
お前の親の会社だって
この男に奪われてるじゃねーか！！」


涼太「違うっ！！！
剛典さんは守ってくれてるんだ！！」


亜嵐「そんなの信じれるか？
嘘ついてるに決まってるじゃないか！」


涼太「剛典さんはそんな人じゃないのを
俺は知っている。
亜嵐くんより長い付き合いだからね！」


亜嵐「…。」



涼太くんの親の会社…？


剛典さんが守ってる…？


話についていけない…。


何？私の知らないところで


たくさんの事が起きている…。



亜嵐「なんで…。」


剛典「全て君の勘違いだよ。」



亜嵐が膝から崩れ落ちた。



涼太「俺も亜嵐くんもAちゃんに
助けられてるんだよ。
Aちゃんを襲わせた亜嵐くんのお友達だって、
退学じゃなくて停学だった。
Aちゃんの優しさにもう気付いてるよね。」


亜嵐「…。」




襲わせたって…


亜嵐くんが影のリーダー？


ウソでしょ…。信じたくない。

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