コーヒーは飲み物です。〔１〕

06 亜嵐side ページ6

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何だろ……



隼…コーヒーかけちゃったのはダメだけど、


この人で良かったね。って思ってしまう。笑



「んー。別に大丈夫なんですよ？」


亜嵐「いや、それは大丈夫じゃないです。
本当にうちの子がすみません。」


「弟さんなんですか？」


亜嵐「いや…苦笑」



あれ…この人俺らのこと知らねーのか。苦笑


…ち、知名度……ってまぁ今はいいや。




メン「ちなみに、帰るって…何で？」


「へっ？電車ですよ。」


メン「んと…んー。苦笑」


「彼に伝えといてください。
気になさらなくて大丈夫ですって。じゃ。」


亜嵐「いやいや。ちょっと待って。汗」


涼太「あー。もうすぐ来ると思うんで、
待っててもらってもいいですか？」


「…まぁ……はい。」





えっ？ねーこの人、怒らないの？


メンディーくんみたい。笑



いや、これはメンディーくんでも


さすがに怒ると思うから…メンディーくん以上だ。


この人すげー。笑



ダメなんだけど…笑っちゃいそう。笑






隼「はぁ…はぁ…あの…これ…
…これ着てください。」


「えっ？」


隼「あの…俺のなんですけど…
あの…その服よりかは…はぁ…はぁ…。」


「いや、大丈夫です。気にしないでください。」




隼が最近買ってお気に入りで


よく着てるブランドの赤のパーカー。



隼「いや、あの、
それクリーニングに出したいので。」


「いや…。」


龍友「すぐにクリーニングしないと
シミ取れへんやろうし、
隼の申し訳ないっつー気持ちもあるから、
これに着替えてもらえませんかね？」




こういう時、龍友くんは大人になる。


さすがだなって思う。



俺だと、着替えてください


くらいしか言えないのに。苦笑

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