ピース〔１〕

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萩花「まじ、何なの！」


「まぁまぁ。苦笑」


萩花「なんで？なんでAは
そんな冷静でいられる訳？」


「えっ…だって…。」


晴美「萩ちゃん。落ち着いて。ねっ？」


萩花「特進のやつ、何なのまじで！」


楓「何かあったの？」


萩花「わざとAにぶつかってきた。」


楓「えっ…。」


晴美「ひどい…。」


「でも、ほら、怪我してないし。大丈夫だよ。」


萩花「…。」


「それより、
聞いてほしいことがあるんだけど…。」



今、言わなきゃ…。


きっとこれからも


あの人達の嫌がらせは続くと思うから。


なんで…あの人達が私にこんなことをするのか…


萩花達に分かっていてもらわないと。



「あのね…。
なんでこんな事が起きてるかなんだけど…。」




中学1年の時に亜嵐くんと付き合っていたこと。


別れる時のジグソーパズルの話。


久しぶりに再会した亜嵐くんが昔と違うこと。


話しかけられたところを見た特進の人に


叩かれそうになって助けられたこと。


何もかも包み隠さず3人に話した。




晴美「そうだったんだ。」


楓「ってことは中学一緒だったんだ。
知らないけど。」


萩花「でもだからって
嫌がらせを受けるのは間違えてる。」


「うん。それは私も思う。
でも…まだ好きだから…。」


萩･楓･晴「…。」


「お願い。我慢できるから。」


萩花「我慢することじゃないよ！」


「…お願い。もう少しそっとしておいて。」


萩･楓･晴「…。」




3人とも納得は行ってないと思う。



何かあったらすぐ言ってね。


って最終的には言ってくれた。



ありがとう。そしてごめんね。

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