ピース〔１〕

22 ページ22

.


次の日



目は腫れてなかった。


腫れていたらきっと片寄にバカにされる…


ってあいつはバカにしないか。



そこまで関わりがないけど、そんな感じがする。


.


萩花「昨日何時に帰ったの？」


「覚えてない。」


楓「あの担任、何でもかんでも
学級委員、学級委員って頼みすぎじゃない？」


萩花「先輩に聞いた話だと、
学級委員に任せて自分は楽するらしい。」


晴美「もう先輩と仲良くなったの？」


「ねっ。私もそこが気になった。笑」


萩花「いろんなヤツが話しかけてくるから。」


晴･楓･A「「「ふーん。」」」


萩花「な、なによ。」


「相変わらず、モテるね。お萩さん。笑」


萩花「なっ…」


晴美「いいなぁー。私もモテたぁーい！笑」


楓「私もぉー。笑」


萩花「…。」


「ふふっ。笑」


晴美「Aは？」


「んー。別に。モテなくていいかな。」


楓「本当に欲がないよね。Aって。」


「まぁね。」


萩花「あんたっ本当に好きな人いないの？」


「えっ…」


萩花「…。」


楓「て、てか、昨日の音楽番組見た？
三代目超かっこよくなかった？」


晴美「ねー！岩ちゃんかっこよかったぁー！」


「…。」



恋バナは聞く担当。萩花に好きな人いるの？


って聞かれて固まってしまった私…。


やばい。NGワードを言ってしまったと


後悔している萩花と


話を変えようと必死の楓と晴美。


私…この3人に迷惑かけてるよね…。

23→←21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す