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北人「ふふっ。2人と居るとめっちゃ目立つね。笑」
「えっ?」
北ちゃんが笑いながら目立つねって言われて
周りを見ると、クラスのみんなが私たちを見てた。
「…ははっ。苦笑」
北人「まっ、いいんだけどね。
で、今日のことって樹くんに相談したの?」
「えっ?うん。したよ。」
北人「ふふっ。やっぱり。
検討しますってLINE来たから
そうだろうなーって思った。」
「…。」
遥香「さすが。
Aさんのこと理解してますね。」
北人「はい。」
「…。」
さすが北ちゃん。
行動がバレてる…。別にいいけど。
北ちゃんが色々と校内を案内してくれた。
北人「確かもう少しで壱馬くん、
体育館のステージに立つんだよ。」
「何で?」
北人「なんか、軽音部に頼まれて歌うらしいよ。」
「へぇー。」
遥香「すごいね。」
「うん。」
北人「見に行こうよ。」
北ちゃんが向かう方へついて行った。
体育館に入ると、
既にステージに歌ってる壱馬くんと
軽音部の人達が演奏している姿があった。
「…。」
遥香「かっこいいね。」
「……うん。」
久しぶりに見た壱馬くんは
私の知らない人かのように
スポットライトを浴びて気持ちよさそうに歌ってた。
北人「歌上手いよね。」
「うん。」
遠くでステージを見ているだけなのに、
なぜかドキドキする。
何で?
キャー壱馬くーん!!
などと女子たちの黄色い歓声が体育館に響く…。
どうしよう……ここに居たくない…。
北人「Aちゃん?」
遥香「大丈夫?」
「…ごめん。なんか息苦しい。
ちょっと外行ってくる。」
北人「えっ…。」
2人を置いて体育館を後にした。
体育館の音が漏れてて、
外にいても賑やかなのがわかる。
外の空気を吸うと、少し楽になった。
あのこもった空間が苦手だったのかも。
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まゆ(プロフ) - もう何もかも本当に面白かったです!信じてもいいですか?でまたお会いしましょ!!本当にお疲れ様でした! (2020年12月21日 1時) (レス) id: 008e596ad3 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 完結おめでとうございます!特別編も併せてキュンキュンしましたー!お疲れ様でした!いつも楽しいお話ありがとうございます!! (2020年12月20日 23時) (レス) id: 1dc1001608 (このIDを非表示/違反報告)
ariariarl(プロフ) - Megさん» 改めて完結おめでとうございます!このカップル大好きすぎて、特別編も楽しすぎました!!最後まで楽しいお話をありがとうございました!他の作品も楽しみにしてます!!! (2020年12月20日 23時) (レス) id: 36c91f82c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - Megさん!更新嬉しいです!もうめっちゃ可愛い!三人衆がたまりませんわ(≧∀≦)素敵なクリスマスを過ごせた2人も可愛くて…。特別編読めて嬉しいです。ありがとうございます(^^)他の作品も楽しみにしてます! (2020年12月20日 22時) (レス) id: 6d47f053fa (このIDを非表示/違反報告)
tomato(プロフ) - Megさん» 特別編ありがとうございます(^_^) 初めての夜、どきどきしちゃいました。もう更新されないのが寂しいですが、他の作品にもお邪魔してみようと思いますので頑張ってください!!! (2020年12月20日 21時) (レス) id: e0ddc1a663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meg | 作成日時:2020年12月11日 20時