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有剣「Aちゃんのお兄ちゃんも喧嘩強いんだ。」
「うん。めっっっちゃくちゃっ！！
最強だったよ。世界一だったね。
小田島くんも簡単に倒しちゃってたかもよ。」
有剣「へぇ……ん？」
だった？じゃあ今は？
ん？って悩んでいると、
それに気づいたのか、微笑んだAちゃん。
「もうこの世にはいないんだけどね。」
有剣「っ！！」
「数年前に死んじゃったから。」
有剣「……。」
「…ってこんなこと
聞かされたら困るよね。ごめん…。」
有剣「……。」
「えっ……」
この世には居ないと言った時の
Aちゃんの目が物凄く寂しそうで、
悲しそうで苦しそうで……
そんな表情をしてたのに、
ごめんと言って無理に微笑んだAちゃんが、
愛おしく感じた。
そんな顔しちゃダーメ…。
無意識にAちゃんを抱きしめてしまった。
一瞬ビクンと驚いたが、
俺の胸の中で固まっているAちゃん。
有剣「無理して笑わなくていいよ。」
「……。」
Aちゃんを抱きしめていた腕を解いて、
肩に手を置いてゆっくりと離れた。
「ふふっ。」
有剣「ふっ。」
微笑んだAちゃんは
もう寂しそうな目をしていなかった。
「びっくりした。こんな綺麗な顔の人に、
こんな事されたら、女子はみんな落ちちゃうね。笑」
有剣「Aちゃんは？」
「…さぁ？ふふっ。笑」
Aちゃんだから抱きしめたのに。
俺がこんな行動的になるなんて
自分自身も想像してなかった。
有剣「お兄ちゃん大好きだったんだね。」
「そう。かなりのブラコンだったの。」
有剣「へぇー。俺の仲間にも
妹を大切にしてるやつ居るわ。
あれはシスコンだね。」
「それは素敵なお兄さんだね。」
有剣「かなりウザがられてるけどね。」
「そんな事ないと思うよ。
きっと妹さんもそんなお兄さんを
頼りにしてると思うよ。」
有剣「で？Aちゃんのお兄ちゃんは
どんな人だったの？」
佐智雄のことなんて今はどうでもいい。
Aちゃんのことが知りたい。
また寂しい目をしたら
どうしようか一瞬ヒヤッとしたけど、
聞いちゃう？長くなるよ？って笑顔のAちゃん。
いくらでも聞くよ。
Aちゃんが嬉しそうに話すのであれば。
本当に好きだったんだろうな。
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作者です
おまけstory不人気だし読んでる人少ないと思うので
ドドーンと更新します。読みたい人は読んでください
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うに - 今更ながら読ませていただきました…笑 みんなの特徴捉えてて最高です！！轟くんがもう最高ですね、面白い小説をありがとうございます！！ (7月23日 17時) (
レス) @page18 id: 67c9f38a7a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - すっごい面白かったです！ 今度は小田島くん落ちのを書いていただけると嬉しいなぁ (2021年12月15日 2時) (レス) @page45 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - Megさん» 読みました。最高。妹居るとか萌えますねんふふ (2021年8月13日 6時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - さ??♀?さん» コメントありがとうございます。もし良かったら、非表示にしていた続きを数日だけ公開するので、読んでみてください。お気に召すかはわかりませんが汗 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - やばいです。めっちゃ感動して一気に読みました。三時に寝ました。寝不足です笑。轟の時々の甘さがもう最高。何回も思い出してにやけてしまいます。 (2021年8月11日 11時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meg
| 作成日時：2020年9月9日 20時
