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仁川「あいつらにあの子を襲わせるフリさせて
小田島が助けに行くとか、どうだ?」


佐智雄「その場では良くても、
仲間ってバレたら嫌われて終わりだろ。」


仁川「そうだな…。」


志田「手っ取り早くナンパしちゃえば?」


佐智雄「お前じゃねぇんだから。
それに警戒されて終わりだろ。」


志田「…。」


沢村「あっ!犬の散歩して、
可愛いですねって話しかけてもらうとか。」


佐智雄「そもそも犬いねーだろ。」


沢村「…だよな。」


志田「さっきから反対ばかりしてっけど、
佐智雄はなんか案ねぇのかよ!」


佐智雄「…。」



何かいいのねぇかな?


って俺以外が腕を組んで考えていた。



あれ?これ俺のことだよね?



仁川「あれはどうだ!
サングラスのレンズ落としてみるとか!」


佐智雄「それは怪しまれるだけだろ。だったら
携帯をベンチに置き忘れるとかの方が無難だろう。」


仁川・志田・沢村「「っ!」」



佐智雄「まぁそんなのベタなこと上手く行か」

仁川・志田・沢村「「それだ!!」」


佐智雄「いや、だから
そんなの上手く行かねぇって。」


仁川「よーし。行動は早い方がいい。行くぞ!」


佐智雄「だから上手く行かねぇって。苦笑」


志田「っしゃー!行くかぁ!!」






佐智雄「…………知らねぇぞ。」




俺の意見なんて聞きもせず、公園に連れてかれた。



佐智雄「やめとけって。」



何度も佐智雄が止めようとする。


俺も乗り気じゃなかった。


そんな事したって意味がないって思ってた。



…彼女を見る前までは。



本を読んでいる彼女と話してみたい。


彼女の顔をちゃんと見たい。



正直こんな気持ち初めてで…



おい!って佐智雄に小声で呼ばれた気がしたけど、


足は一歩一歩、彼女の元へ近づいて行った。




本を読んでる彼女の隣のベンチに座った。



全く俺を見ようとしない彼女は本に夢中だった。


こっそりポケットから携帯を取り出し、


ベンチに置いてベンチから離れた。



悪いことをしている気がして、

心臓がバクバクしていた。



物陰に隠れていたみんなと所へ戻った。

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うに - 今更ながら読ませていただきました…笑 みんなの特徴捉えてて最高です!!轟くんがもう最高ですね、面白い小説をありがとうございます!! (7月23日 17時) (レス) @page18 id: 67c9f38a7a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - すっごい面白かったです! 今度は小田島くん落ちのを書いていただけると嬉しいなぁ (2021年12月15日 2時) (レス) @page45 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - Megさん» 読みました。最高。妹居るとか萌えますねんふふ (2021年8月13日 6時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - さ??♀?さん» コメントありがとうございます。もし良かったら、非表示にしていた続きを数日だけ公開するので、読んでみてください。お気に召すかはわかりませんが汗 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - やばいです。めっちゃ感動して一気に読みました。三時に寝ました。寝不足です笑。轟の時々の甘さがもう最高。何回も思い出してにやけてしまいます。 (2021年8月11日 11時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Meg | 作成日時:2020年9月9日 20時

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