血濡れの桜は見廻組総長でした

四十二枚目 ページ45

貴女side


「2時17分。公務執行妨害で逮捕」

「え。マジで？」


白髪の天パ、人間を掛けた眼鏡、赤毛の可愛らしい少女。

沖田に聞いた所、万事屋なるものを営む人達だそう。

真選組とはなにかと縁があり、会う度に小競り合いが起きるんだとか。


「公務執行妨害って俺達が何したってよ？」

「したよな、パレードの邪魔おもっくそしたよなクソ天パが」

「なにこの娘！ 初対面なのにものっそい毒吐いて来たんけど！？」


万事屋さんと話していると、天パが銀さん、眼鏡が新八、女の子が神楽と言うらしい。

近藤さんやトシさんに、通に頼まれたと無罪を主張しているが、聞く耳を持たれていない。

通に会わせろと言っているが、通はさっきから居ないのだ。

どこに行ったんだか。


「察しろよ。女の子が黙って居なくなるといったらウ●コ的なものに決まってるだろ。
さらっと流せ。そんなんだからお前達はモテないんだ」

「そうか、アンタがモテない理由がわかった」

「失礼なこと言うなっ！！ お通ちゃんはオナラもウ●コもしない！！」


なんと言う男の下劣さ丸出しな会話なんしょう。

ちなみに私は、神楽とお話してました！

「A姐」って読んでくれんだよ可愛いっ！！



「副長ォォ居ました！ あそこ！！」


隊士の誰かが、大声で叫んだ。

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