二十七枚目 ページ29
NOside
チュンチュンと鳥が鳴いた。
早朝、まだ薄暗い外。
真選組では、鳥より早起きな人は居なかった。
しかし、もう少ししたら、鬼の副長が仕事を始めるだろう。
彼は、真選組で一番の早起きである。
隊士達が、自室でそれぞれの夢を見る中、縁側に二人、真選組の隊服を着た者が寝ていた。
一人は男。
色素の薄いサラサラの髪。
中性的な整った顔立ちの青年だ。
真選組随一の剣の腕を持ち、若くして一番隊隊長を任せられている天才児、沖田総悟。
しかし、世間では剣の腕よりその破壊行動の方が有名である。
もう一人は、女。
桜色の長い髪。
色白で、綺麗な大人びた顔立ちをしている。
見廻組から一時的に真選組に入っている、謎の多い少女、今井A。
剣の腕も、能力も定かではないが、相当な実力者なのは間違いない。
では、何故そんな二人が縁側で寝ているのか。
その質問に対しては、二人とも睡眠の迷宮に迷い混んじゃったの、エヘッ。
という愛くるしい答えで許して頂きたい。
しかしまぁ、この二人が鬼の副長に怒られるというのは、また別の話である。
鳥が飛び立った。
真選組の屯所に、太陽の光が射し込める。
鬼の副長が、そろそろ仕事を開始するだろう。
また、今日も今日とて、真選組の一日が始まった。
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萠詠(プロフ) - 初作品なので、そう言ってもらえるとすごく安心します！アニメ星の宇宙人さん、ありがとうごさいます！ (2017年6月10日 21時) (
レス) id: d99dc85054 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ星の宇宙人(プロフ) - 夢主ちゃんの性格とか色々どストライクでしたっ！更新頑張ってくださいね！！ (2017年6月10日 20時) (レス) id: 12c43eea60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萠詠 | 作成日時：2017年5月31日 22時
