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何度も画面越しに聞いた優しい声
声を聞いた時にもしかしたらと思っていたが
悪い予想ほど的中する


ドラ「あんずさんの楽屋のものですが、ティシュ使ってください。」

「少し落ち着いたみたいですね、良かったです」


現実を受け止めきれない間にドラゴンさんはティシュを持ってきてくれ、さっきと同じ様に横に座って背中を撫でてくれた


あんず「……ティシュありがとうございます。」

「あと、本当に申し訳ないです……
マネージャーさんだと勘違いして、こんな情けない姿見せてしまって……」



この時、情けなさ過ぎてドラゴンさんの顔を見ることは出来なかった
憧れの人にこんな姿見せたくなかった



ドラ「ハハッ、そうだと思ってました」
「こちらこそ確認せずに入ってしまってすきませんでした」

「泣いたら、喉乾きますよね
水とかありますか?取りますよ」



あんず「いえっ、もう大丈夫ですよ!
自分でやりますので、、あっ!自分でやります!」



ガッ



ドラゴンさんが水を取りに行こうとしたので、
咄嗟に手を掴んで止めてしまった
その時に初めて目があい、彼が心配そうな顔をしてくれていたことに気づいた。



動画ではいつも笑顔で楽しそうで
こんな顔見たことがない
申し訳なさを感じながらも、自分だけに向けられている気持ちが嬉しくて、少しドキドキが止まらなかった


あんず「ご心配おかけして本当にすいませんでした。ほんとうに、もう大丈夫なので!」


この特別な空間は惜しかったけど
心配をこれ以上かけてはいけないと感じ


あんず「……たくさん泣けたのですっきりできました!笑
ありがとうございます!」

「そういえば、楽屋に来られたのは何か私に用がありましたか?」


立ちながら、本題に移ろうとした


ドラ「それなら大丈夫そうで良かったです」
「…ただ、俺が言えることではないのですが
無理をしないようにしてくださいね。」

あんず「もしかして、、聞かれてましたか?」

ドラ「すいません、耳に入ってきてしまって、
どの界隈でもあーやって自分の欲望をぶつけてくる人はいるんですね」

あんず「そうですね、もっと私が強かったら…
きっとスランプに落ちてるんです、いま」


ドラ「……スランプ?」


あ…初対面の人に何言ってるんだ、わたし
だめだめ、切り替えてお仕事モードに変えないと!


あんず「いや、今のは気にしないでください!」
「ところで、ドラゴンさん本題ですよ(笑)
どうして、楽屋に?」

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ずんたろす(プロフ) - 姫奈さん» コメントありがとうございます💕分かります!優しくてでも子どもらしいDRAGONさん本当良いです……… (2023年2月16日 20時) (レス) id: 8cca01985a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - いつも見させてもらってます!DRAGONさん良いですよね〜…( ˘ω˘) (2023年2月15日 20時) (レス) @page31 id: 45ef6cd607 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんたろす | 作成日時:2023年1月13日 18時

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