--- ページ6
プロ「………ちっ！まぁ、俺は急ぎはしないしまたいつでも返事ちょうだいね」
そう言って、プロデューサーはドアを開けて出ていった。
……助かった
さっきまでとは違う涙が止まらなくなってしまった
あんず「ウッ……たぶんマネージャーさんだ」
「グスッ、、は、はいってだいじょうぶです……」
この時、頭が回っていないだけではなく、涙で視界も悪くなってしまいぼんやりとした来訪者を捉えることができなかった。
「あ、失礼しますー
え、、、」
あんず「急な展開です…よね
グスッ……さっきまであんなに幸せだったのに
マネージャーさん….
あ、あとでいくらでも怒られるから……
泣いてても………いいですか」
たったそれだけなのに上手く話せなかったけど
もう涙は止まらなかった
倒されて座ってる状態なのでそのまま
体育座りをして泣いていると
隣に人の気配がした
そして、優しく背中を撫でてくれた
その手は大きくてあったかくて
恐怖で怯えてた私の心を安心で包み込んでくれた
その安心感にもっと泣いてしまった
さっきまであんなに怖かったのにもう忘れてる
あんず「ふふ……
マネージャーさん、手こんな大きかったんですね」
「豆もけっこうあるし……」
「……まぁ、体重かけたりしてますからね」
あんず「………た、体重？？」
さっきまでお花畑だった頭の中は
その言葉のせいで急にフル回転しはじめた
まてまてまてまて、あんずよ、まて
マネージャー業務に、手のひらに体重をかけることがあるのか？？
あ、もしかして荷物を手のひらで運ぶとか？？
いやいや、ありえない！！！！
………さっき、入ってきた人を目で確認したのか？
わたしよ、答えてくれ
いや、ほぼ見えなかった
青系の人物が見えたから、マネージャーかと思ったけど、今日青着てたか………？？
……声もこんなに優しかったけ？
頭の中では10秒ぐらいだったが
日本時間では2分ほど経ってたみたいで
ましてや、さっきまであんなに泣いていたのに
自分の一言で急に泣き止んでブツブツ言い始めたから相手は、何かあったのかと思ったみたいで
「だ、、、大丈夫ですか？」
うわぁぁぁああああ！！
ちがう！！マネージャーと声が違う
どうしようかと思ったがここは潔く
謝るしかないと思い、顔を上げるとそこにいたのは
ドラゴン「あ、大丈夫ですか？
少し、涙拭いた方が良いのでティシュ持ってきますね」
憧れの彼だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ずんたろす(プロフ) - 姫奈さん» コメントありがとうございます💕分かります！優しくてでも子どもらしいDRAGONさん本当良いです……… (2023年2月16日 20時) (
レス) id: 8cca01985a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - いつも見させてもらってます！DRAGONさん良いですよね〜…( ˘ω˘) (2023年2月15日 20時) (レス) @page31 id: 45ef6cd607 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ずんたろす | 作成日時：2023年1月13日 18時
