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六叡館高等学校
奈良坂透はその学校の2年だ
朝…
参考書を片手に読みながら登校する。
「……あ、みてみて奈良坂くん」
「やば今日もかっこいいよね」
「ボーダーの人てかっこいい人多いよね〜」
「奈良坂くんてとても強いんでしょ？ボーダーの知り合いの子に聞いたんだけど…」
なんて同じ学校の顔も名前も知らない女子が人の事を話して騒いでいる
そんなのを横目に見ながら歩く
そういえば今日新作のチョコ菓子の発売日だな
ボーダーで今日は任務があるから買ってから行こう
ふと思い出しすぐにスマホをだしてもスケジュールのアプリを開き文字を打つ
「…歩きスマホ危ないよ」
後ろから話しかけられる
振り向けば
「…あぁそうだったなA」
「参考書じゃなくてスマホ見てるなんて珍しいね」
隣に来て歩く彼女
「ちょっと思い出してな」
「ふーん」
ひょいと手に持っていた参考書を取られる
「…大学かぁ」
まだ1年から勉強しなくていい感じあるけどね
なんて呑気にいう
「だけど俺はボーダーだからな休むのが多い」
「そうだね」
興味が無さそうに答える
「…あぁ」
そしてパラパラと参考書のページをめくっている彼女から本を取り読み出す
「…………はぁ」
「…ん？」
おもむろにため息をついた彼女をみる
「"彼女"よりも参考書が大事？」
上目遣いになるようにこちらを眺める
「あぁすまない…ついな」
参考書を閉じ鞄にいれる
「まぁ私があんまり一緒に行く機会少ないから仕方ないよね」
「今日はその珍しい日だったな」
頭を撫でる
すると満足そうな顔をするA
「そうだよ」
なんて答える
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迅さんファン - この小説大好きです！続編作るなら是非読ませていただきたいです！ (2020年7月1日 17時) (
レス) id: c2696f1d0a (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶(プロフ) - まみ吉さんの小説すごく面白いです。王子君が出て来て嬉しかったです、更新楽しみにしています (2018年12月25日 22時) (レス) id: 1ce7a40428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まみ吉 | 作成日時：2018年11月10日 10時
