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赤葦 目線
ひなと黒尾さんが居なくなる。
「…はぁぁ」
ガクンっとその場にしゃがみこんでは頭を軽くかいて髪の毛をぐしゃぐしゃにする
「あ、赤葦くん??」
Aさんが様子を伺いながら俺の名前を呼ぶ
「…別に大丈夫です」
アイツのああいう所は昔から変わらないし俺が幼馴染みとかそんなノリなのも分かってる
分かってるけど…
1人の異性として、男として見られていないて自覚するのいつものはきついな
とはいえアイツが甘えられたりあぁできるのは俺しかいない訳でもあるし、
うーんと考える
「…赤葦も大変だなぁ」
木兎さんが言う
「別に大丈夫です…てか、余計な事しないで下さいね?容赦なく怒るので」
「わかってるて」
及川さんは頭にハテナを浮かべた表情をしている
「こっちの話なので気にしないでください」
「え、あ、う、うん???」
この様子だとわかっていないなと思いつつもまた座って勉強を始める
「あの、赤葦くん」
「…なんですか?」
「今度…赤葦くんの都合のよい日でいいからご飯とか行きませんか?」
頬を赤くして恥ずかしそうに聞いてくる
チラッと木兎さんをみればニヤニヤした顔
「…別に良いですけど…」
特に断る理由もないし、了承した
「本当に!?ありがとう!!」
ぱぁぁて明るくなって笑ってくる
こーいう素直な反応を見るのは久しぶりだしなんか新鮮だなぁと思いながら「課題やってください」と最速をする
その間に黒尾さんが戻ってきては夕方まで勉強をしては彼らを見送る
「…それじゃあまた練習試合とかで…」
「邪魔したな赤葦」
「またな」
「はい、邪魔されました」
「赤葦くん。詳細とかは今度送るね!」
「あぁ分かりました」
それじゃあといって家を出ていく
パタンっ
ドアが閉められると同時に盛大な溜め息を着く
「…あ、ひなの所…」
むくりと立ち上がっては彼女の家に行く
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作者名:まみ吉 | 作成日時:2020年6月29日 10時