アンナチュラルな葬儀屋さん。

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木・雨「いただきます。」

雨「仕事の時、敬語使うよう気を付けなくちゃだね。」

木「葬儀の時じゃなければいいんじゃない？」

雨「え、ダメだよ。皆に知られちゃう…。」

木「いいじゃん。嫌なの？」

雨「イヤってわけじゃないんだけど、何となく恥ずかしいじゃない？色々根掘り葉掘り聞いてきたり、あれやこれやと想像して話す人いるもん。……例えばUDIラボの東海林さんとか！」

木「あ、それは何となく想像つく。」

二人で目を見合わせて笑った。

木「じゃあ公表するのは結婚するまでおあずけか。」

あ、顔赤くなった。目、そらした(笑)

雨「で、でも、お姉ちゃんには報告しようかな。“素敵な人ができました”って。」

そう言って微笑む彼女はとても幸せそうだった。

木「そういえば今日は、お弁当作らないの？」

彼女はいつも、お昼はお弁当持参のはず…。

雨「あ、いつもはお夕飯を多めに作って、それをお弁当にまわすの。だけど昨日多めに作った分は誰かさんが食べちゃったでしょ？」

そう言っていたずらっぽく笑う。

雨「でも、お弁当がないってことは、南雲が来てくれたってことだから、それはそれで嬉しいからいいの！」

最初に恋に落ちたのは僕の方。
そしてこれからもこの笑顔に恋し続けていくのだろうな……そう思った。


END

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