【文スト】真実と嘘は紙一重【デュラララ】

嘘つき : 9 ページ11

________Ω

「あぁ…ありましたね。そんな話」

今思い出した

「 ありましたね じゃねぇよ！ったく…あれ、何話してたんだ？」

「あれですか？ええ…と確か…」

___________Ω

prrrrrrrrr

「はい、もしもし」

『やあ、Aちゃんかい？』

私の携帯に掛けて私が出ないってどういう状況だよ。

『いやあ、怪我して別の人が出るってこともあるじゃない？』

「別の人が出るかもしれないのに、よくタメ口で話せましたね」

そして、怪我するかもしれないって思ってたってことは、今日初仕事ってことを知ってたってことだよね？

どうやって調べたのさ…

『それはいいとしてさ…Aちゃん、今部屋にいる？』

「あ、はい。居ます」

何がしたいんだろ…

『Aちゃんのマンションの部屋って今鍵開いてる？』

「マンションなら…鍵開いてるので…」

最初の方、声小さくなったな

『じゃあさ、今から横浜いくね。Aちゃんの家なら、Aちゃんの様子も見れるし、仕事もできるしマフィア周辺の情報を得ることが出来る』

「え、ちょ嫌ですよ。つか、それなら何で私なんですか。私無関係でしょう？」

ヤバ…急すぎて頭が追い付いてない
つか、話しが噛み合ってない。

『もう来ちゃったんだけど…』

ん？ちょっと待て

「間違えました。そっちは私居ないので…」

『マフィアの方で生活するのかい？そっちの方が情報を集めやすいけど…』

「はい。そういうことなのでお引き取りください」

『でも来ちゃったからしばらくこっちに居るね』

もうどうでもよくなってきた

「あ、はい。あと、もうそんなくっだらない理由で電話掛けないでくださいね」

『情報が必要なときは何時でも頼っていいからね』

「ん？ああ、それくらいなら私でもできますから。では」

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