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Part53 ページ3

あなたside



西「さっきから顔赤いけど?」




「あ、暑いの!浴衣は暑いんだからね!」



西「ふ〜ん。」




隆弘は少し私の気持ちに気付いていて、わざと距離を近くしてくる。




西「次、降りるよ。」



「うん。」



西「人が多いから…」



と私の手を握ってくれた。




「下駄も慣れてないしね…」



可愛く素直に繋いでてとは言えない。




案の定、ホームに降りると一気に電車の人が流れて行く。少しずつしか進まない。



改札口を出たところでどっと疲れが出た。




「やっと抜けた…」



西「人で疲れたわ…」



ゆっくりと川沿いを歩くと沢山の出店が出ていた。




「わぁー!すごーい。あ、あれも食べたいなぁ。あ、これも美味しそう。」



西「食べ物ばっかりだなぁ。全く…」




「あっ…」



西「まぁ、良いよ。先に何食べる?」



「んー。かき氷かな。」



西「1つで良い?そんなに食べられないだろ?」




「そうだね。いっぱい色々なの食べたいし。」



隆弘はいちごのかき氷を1つ買ってくれた。



隆「俺にもちょーだい。」




隆弘とは間接キスは…平気…




「ねぇ…あの射的の景品欲しい!」



西「えー?どれ?」



「あの犬のぬいぐるみ!」



西「邪魔になるだろ?」



「ならないよ。ねぇ隆弘取ってー?」



西「しょうがないなぁ…」



隆弘は見事にゲットしてくれた。




西「俺凄くない?格好良いなぁやっぱり。」



「自分で言う?まぁ…上手だったけど…」



西「また人気出ちゃうよ。」



「そうだね…」



西「全然気持ちがこもってない!」



そこに女の子の3人組が近付いて着た。



同じ高校の子たちだ。




女「西島くーん!」
女「ねぇ、誰と来てるの?」
女「一緒に花火見ない?」



私はこういう時身を隠すのが上手い。



少し離れた場所に立っていると男の人に声をかけられる。



男「ねぇ、1人で来たの?」



「えっ?いや…友達とです…」



男「じゃあ俺達と一緒に遊ぼうよ。何でも欲しいの買ってあげるから。」



歳は20歳くらいかな…少しだけお兄さんだと思う。



「ごめんなさい。友達待ってますので。」



男「だから友達も一緒に!」



「いや…友達って…」



西「A、お待たせ。」



「隆弘!」



西「どうしたの?知り合い?」



「いや…」



西「じゃ、行こう!」



「うん…」



余りにもあっさりした態度の隆弘に私も声をかけて来た男の人たちもあ然としている。

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mamechan(プロフ) - AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推しさん» お久しぶりぶりです!いつも嬉しいお言葉をありがとうございます(*^^)これからも宜しくお願いします(≧∇≦) (2020年10月2日 11時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推し - お久しぶりです!コメント久しぶりにします!ずっとコメント出来なくてすいません(´・_・`)でもずっと読んでました!どれもすっごく良くて大好きです!これからも応援してます! (2020年10月1日 22時) (レス) id: 47361d4ad7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamechan | 作成日時:2020年9月17日 9時

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