ずっとこのまま君に恋していたい2 (ページ4)

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Part54 ページ4

あなたside

そして楽しみにしていたお出かけ当日。

電車に乗ると男子達は眠ってしまった。

私達は久しぶりに三人でたくさんおしゃべりをした。

実は前日、三人のラインでカップル同士の部屋割りの事を話していた。

「二人とも気持ちは落ち着いた？」

実「私はもしもの時は助けを求めに行くね。」

千「ふふっ何、助けって！」

「意外と二人っきりになったら実彩子の方が甘えてるんじゃない？」

実「A達と一緒にしないでもらえる？」

三人で楽しんでいるとあっという間に降りる駅に近付く。

「秀ちゃん、秀ちゃん起きて…」

秀「んー？何ー？」

少し寝ぼけちゃって可愛い…

「もうすぐ着くよ？起きて？」

秀「うん…起きる…」

可愛くてチューしたくなっちゃう…

秀「チューして？」

って小声で言ってくる秀ちゃん。

「なっ、ここでは無理！」

なんて言ったけど、私も同じ…

「後でね…」

そう言うと秀ちゃんの顔は赤くなっていく。

駅に着くと無料のシャトルバスに乗る。

秀「凄い人だなぁ。」

「だって夏休みだもん。」

実「混んでるのに3部屋ももらっちゃって…凄いね…」

ホテルに着き緊張しながらチェックインの手続きをすると、秀ちゃんのお父さんも電話をしていてくれたらしくスムーズに終わった。

秀「ここから3部屋だ。多分どれも同じだから好きなところへ入れ。」

西「じゃあ、俺達ここ～!」

日「じゃあ俺達はこっちにしよっか。」

秀「とりあえず、一休みしたら連絡して？」

そう言って秀ちゃんは私の手を引いて部屋に入る。

「わぁー高ーい！」

大きな窓からは海が見えて、ホテルのプールも良く見える。

部屋はとてもキレイで二人では広すぎるくらい。

そしてベッドが2つ。

とりあえず、洗面台やトイレ全部見てみないと気が済まない。

「ね、プール行こう!」

秀「うん、行こうな。」

そう言ってベッドに倒れる秀ちゃん。

「寝ちゃダメでしょ！行くの～!」

秀「良いじゃん…ちょっとくらい！」

「電車の中でもたくさん寝たでしょ！」

秀「Aも来て…」

手を引かれて腕枕してくれる。

秀「やっと二人っきりになれた。」

「ふふっ、みんなそう思ってるんじゃない？」

秀「かもな。なぁ、さっきチューしてくれるって言った…」

「言ったね…」

秀ちゃんと目を合わせてキスをした。

だんだん深さが増してきて少し苦しい…

すると秀ちゃんが私の首元に顔を埋めてキスをしてきた。