next-door neighbor 2 (ページ5)

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Part55 ページ5

あなたside

「もぅ…だから嫌だったのに…」

末「なんで嫌なの？良かっただろ？」

「それはそうだけど…」

末「はい、ここに座って。」

お風呂から出て秀太くんに髪を乾かしてもらう。

末「ん、終わり！」

「ありがとう。」

そう言って私は後ろ向きのまま体を倒して秀太の胸によりかかる。

後ろからギュッと抱きしめてくれる。

末「良い匂い。」

「今日は秀太くんも一緒の匂いでしょ。」

末「でも何か違うんだよねぇ。Aちゃんは甘い匂いがするの。」

「えー？何それ？」

末「ねぇ…明日はじゃあゆっくり出来るってこと？」

「うん。だから帰ってきたの。」

末「俺がもし予定入ってたらどうすんだよ。」

「その時はその時…」

末「どっか行く？」

「んー？どっちでもいいよ？」

末「えーそれが1番困るんだけど。」

「だって秀太くんも疲れてるんじゃない？そりゃあデートもしたいけど…」

末「俺は疲れてません！だってなかなか一緒に出掛けられないしさ。秀太くんと付き合っててもつまらないなんて振られても嫌だし。」

「何それ、ふふっ。そんなこと思うわけないでしょ。」

末「じゃあ家にいるの？」

「…出掛ける。」

秀太くんはニコッと笑って頭を撫でてくれる。

末「どこ行く？」

「どこでもいい…」

末「ほらーまた!」

「ふふっ、だって秀太くんとだったら何してても楽しいんだもん。」

末「可愛いな…」

「秀太くんは？どこか行きたいところある？」

末「んー…ない…」

「ほらー秀太くんだって！」

2人で笑い合う。

幸せだなぁ。

「お盆休みだからどこも混むよね。」

末「まぁな…でもなぁ…映画とかは？」

「いいね。久しく観てないし。」

末「じゃあ映画観て、どこか美味しいご飯でも食べに行こうか。」

「わーいやったー。」

末「Aちゃん…早く寝よ？」

「ん？うん、そうだね。今準備してくる。」

ベッドに横になるとおいでって腕枕をしてくれる。

やっぱり秀太くんとこうして寝るのが幸せ。

ギュッと抱きついてみる。

末「どうした？」

「幸せ…」

少し顔を起こして優しいキスをしてくれる。

末「可愛くて我慢出来なくなっちゃった…」

「ちょっと…当たってるから…」

末「当ててるの。Aちゃんが可愛いから悪いんだよ？ちゃんと責任とって？」

「もう…」

末「Aちゃん…」

秀太くんの低い声で名前を呼ばれると全身がピリピリっと痺れてしまう。