坂道の短編集 (ページ13)

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Aside

2023.2/21

私が愛季ちゃんのことが好きとわかってから3か月たった。そして、この３ヶ月の間に病院内でもカップルができた。

A:「ひかる先生と麗奈ちゃんが…」

小林:「え、どっちから？」

小池:「めっちゃ気になんねんけど」

中嶋:「れなぁさん、いつの間に」

そりゃこうなる。
病院内で付き合うと先生たちの間では噂が新幹線と同じスピードで広まるらしい。

森田:「いや、まぁ、どっちからかは言わなくても…」

守屋:「ひかるちゃん、照れてるの？笑」

森田:「麗奈ちゃん！」

A小林:「ひかるちゃん(ひかる)顔真っ赤ー！！」

なんて盛り上がってますけど
私が相談に乗ってほしくて皆呼んだのに！

小島:「ちょっと皆さん！森田さん達のことはおめでたいですけど、Aちゃんが相談乗ってほしいってせっかく言ってくれたので聞きましょう？」

小林:「…ごめん、テンション上がっちゃって。相談って何？」

A:「実は、私愛季ちゃんが好きかもしれません…」

全員:「えぇ！？」

小林side

え、えええ！！！
Aって愛季ちゃんのことが好きだったんだ。

小林:「..おもしろそう笑」

森田side

二人がくっつくとは思ってはいたけど現実になるとは思ってなかった。

森田:「それで、どうするの？」

A:「どうしたら、意識してもらえるでしょうか？」

森田:「う～ん...」

小池:「わからんな～」

中嶋:「ちゃんと考えると難しい問題ですね。」

小島:「意識してもらう...？ってそもそもなんだろう。」

小林:「これいいかも！」

A:「なんですか！？」

小林:「ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ」

A:「っ！...まぁ、がんばります！！」

タッタッタッ

森田:「あ、行っちゃった。」

小池:「由依ちゃん何言ったん？大丈夫なんやろな？」

小林:「大丈夫だって！Aの純粋さが成功の素」

果たしてどうなるのか？