あれ？私ってどこから来たっけ。【鬼滅の刃】

第21話:女の子 ページ24

✼̥୭*ˈ



どうする？
どうすれば倒せる？

私は竈門くんみたいに呼吸が使えない。
鬼を殺した事だって無い。

怖い。手が震える。

鬼はじりじりと私に近づいてくる。
今にも飛びかかってきそうだ。


………あれ？鬼の背後に、女の子？


鬼の背後、そこには、サイドテールで蝶の髪飾りを付けた黒髪の女の子が立っていた。

……？笑ってる…。何で？


女の子の顔を見ると、笑っている。
この状態を見て何故笑っているんだ。


すると一瞬にして鬼の首が飛んだ。


『………え？』


何が起こったのだろう。


『な、何が起こったの……？』


鬼の首はゴトッと地面へ落ち、そのまま灰となった。


女の子を見ると、まだ笑っていた。


『今の、あなたがやった…の？』


そう問いかけるが返事は無い。
まるで人形だ。


『あなたは…人…だよね？』


そう問いかけてもただ笑ってこちらを見ているだけ。



この子は一体何なんだ…？


どうして笑っているの？何故何も言わないの？


『…でも、助けてくれてありがとう。私は弱いから、鬼を倒した事がないからさっきは怖くて動けなかったの…。』


そう言っても、笑って見ているだけ。


この女の子に感情はあるのだろうか。

第22話:栗花落カナヲ→←第20話:鬼と遭遇

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す