第22話:栗花落カナヲ ページ25
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『それでさ〜茂造さんが私に向かって何て言ったと思う?刀さえ使えれば大丈夫、生きて戻れ。だよ?どんだけ適当なんだよ!』
あれから約数十分、女の子が黙って話を聞いてくれるので(?)愚痴を聞いてもらっていた。
『鬼が夜行性なのも、頸切れば死ぬのも最終選別で初めて知ったしさー』
いつもいつも、霧子さんが話そうとした事に被せて茂造さんが違う事を大きな声で話すので、大切な事を聞き逃してしまうことが多い。
『あーーーあのじいさん、帰ったら覚えてろよ…。あ、待て』
まだ2日しか経ってなくね?
あと…5日?
『……あと5日も、生き残れるだろうか…。』
そう言ってチラッと隣の女の子を見るが、やはり笑顔のまま何も言わない。
だけど、彼女への興味が深まるばかり。
『あのさ、あなたの名前…聞いてもいいかな…?名前…知りたいな』
名前を知りたい。だってこの子…。
かっわいいんだもんんん!!!!!
サラサラのサイドテールは風が吹くとサラサラ〜って揺れるし、目も綺麗…。笑っているけど感情が無さそうなのに美人さんだからドキドキしちゃう!!!
「………え?」
……………ん?
あれ、待って今の…
『声に…出てた?』
まさかの。声に出してしまっていた事件!!!!
いや本心だからいいんだけどもー!!!
「……………………あ、え………と」
あれ?笑顔が…無くなって少し慌てている。
どうしたんだろう。
てか声聞けた。可愛いです。
「栗花落…カナヲ…」
カナヲ…ちゃん。
『カナヲちゃん!!!!!!!』
私はその場を立った。
そして勢い良くカナヲちゃんの手を握る。
「……………?」
あ、どうしたの?って感じで少し首傾げた。
可愛いです。
『今日から5日間、一緒に行動してくれませんか!!!!!』
え?怖いからじゃないよ?
いやいや、カナヲちゃんに守ってもらう為じゃ無くてさ。
……ん?竈門くんの時に言ってた事と違うって?
あー、竈門くんを利用したくない!ってやつ?
いやいや、利用なんて人聞きの悪い。
私はただ、カナヲちゃんともっと
『カナヲちゃんともっと仲良くなりたい!!!!』
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時