炭治郎side ページ16
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Aを初め遠目で見た時、綺麗な子だな。と思った。
それも、藤の花に負けないくらいに綺麗だった。
綺麗で羽織が花柄で女の子らしい、そして匂いも優しい花のような匂いがした。
Aが困っていたようなので、俺はとっさに庇ったけれどAからは少し困惑したような匂いがした。
まあ、そうか…知らない奴にいきなり庇われたらそうなるよな…。
Aを困らせていた男からは怒りの匂いがした。
お前が悪いんだろう…。
俺も少しイラッとする。
ああ、でも至近距離に来て分かる。
遠くで見るのとは違い、更に綺麗な女の子だった。
確かに、一目惚れする男は多そうだ。
だが、困らせていいわけない。
俺は男を睨んだ。
男は少し怯んだが、「何ッ何だよお前ッ俺とAちゃんの仲を引き裂こうってか!?そうは行かないぞ!!」
とか言い始めた。
何を言ってるんだこいつは…はあ、エスカレートさせない為にも、言っておくか。
「彼女はそれをやめて欲しいと思っているのが分からないのか」
少し強めに言うと、Aは驚いていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
最終選別が始まったのにも関わらず、Aと男はずっと喋っていた。
ん?今駆け落ちって聞こえたが、この2人は一体どんな関係なんだ…?
会話を聞いていると、男はAに向かって守ってくれと言っていたのが聞こえた。
男が、女の子に守ってくれだと…?
俺は我慢出来ずに「一緒に行くか?」と言ってしまった。
するとAがもちろん。と答えてくれて無性に嬉しかった。
男は置いたまま2人で山の中へと入り、歩きながら名前を教え合った。
苗字は忘れたと聞いた時、本当に信じられなかったけれどAからは嘘の匂いがしなかったから本当の事なのだと思う。
そのままAに東へ向かおうと提案する。
その時だった。
鬼の匂いが風と共に漂ってきた…。
何処だ?何処から来る…?…!
そっちか!!
来る方向を感じとりすぐさまその方向を見るも、鬼はAを襲おうとしていた。
「……!A!後ろだ!!!!」
そう言ってももう遅く、鬼の鋭い爪がAを引き裂こうとする。
俺は刀を抜き鬼へと走った。
「水の呼吸!壱ノ型!水面切り!!!!」
鬼の首を飛ばし、Aの元へ駆け寄る。
Aは動揺しているようだった。
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時